櫻井紗季、今でも“真ん中”は苦手?「センターの横が一番心地良いかも(笑)」<TPD×TTV連載(2)前編>

2019/09/01 07:00 配信

アイドル インタビュー 連載

デビューからの歩みについてじっくりと語ってくれた撮影=永田正雄


「まさか」という思いが強かった


――オーディションの話に戻りますが、合格して上京することが決まった時はどんな気持ちでしたか?

私の場合、オーディションの期間が区切られていたので、受かったらすぐに上京という感じだったんです。合格したって聞いた時は「まさか」という思いが強くて、なかなか気持ちの切り替えができませんでした。

地元の山口県から離れなくちゃいけないって思ったら、一気に怖くなって大号泣(笑)。自分の中で覚悟ができていなくて、上京するということに戸惑いました。

――どの辺で覚悟というか、気持ちの切り替えが?

私はちょっと変わっているんですけど、東京に行くまでにすごく泣いて…。

その時は「行きたくない!」っていうモードだったんです。だから、東京に来てからはホームシックがあまりなかった(笑)。

――上京前にホームシックは終わったと。

上京したらすぐ「楽しい!」ってなりました。メンバーが泣いている時期に、私は泣いていなかったです。山口にいる時にホームシックは終わりました(笑)。

実は上京する前にある一定期間だけレッスンに通う時期があって。山口と東京を行ったり来たりしているその頃が一番つらかったかもしれません。

――将来、東京に行くという夢は自分の中にあったんですか?

大学進学のタイミングで東京に行こうと思っていました。東京で芸能界のお仕事をしたい。それは変わっていなかったです。

――その時になりたかったのは歌手? それとも女優?

最初になりたかったのはモデルさん。でも、お芝居のレッスンを受けているうちに演技をすることが楽しくなってきて女優として頑張ってみたいと思うようになりました。

――憧れていた女優はいたのですか?

新垣結衣さんのことが好きで、ずっと憧れていました。ドラマを見ていて、自分だったらどう演じるのかなって考えながら楽しんでいました。