――エリア代表決定戦を見て、これはすごいと思ったグループや、お気に入りのグループはありましたか。
若井「実は、私のお気に入りのグループが決勝に進んだんです」
久保田「えー、良かったやん」
若井「ちょっと私、見る目があるんじゃないかと思いました(笑)」
久保田「才能を見つけ出す目があるんじゃないかって(笑)」
若井「それにも感動したんですが、みんなの本気で頑張っている姿を見ていると本当に涙ぐむくらい感動しました。負けてしまったグループもすごく頑張っていましたし、たくさんのドラマが生まれて胸が熱くなりました」
久保田「私たちは、普段オーディションを受ける側なんですよ。特に声優って、どの役もオーディションなので、オーディションに対するプレッシャーや不安、ドキドキ感を分かりつつも、何だか受ける側じゃないと、こんなに気持ちが楽なんだと、ちょっと思っちゃいました(笑)」
若井「確かにね(笑)」
久保田「普段は受ける側だからこそ、アンバサダーになったことで、いつもと立ち位置や景色が違うことに、また別のドキドキを感じました。それに私、賞状を渡す役だったんですが、すごく嬉しそうな顔を目の前でしている子もいれば、横でそれを見て悔しそうな顔をしている子もいて、どっちの気持ちも分かるなあっていうのがむずがゆいところでした」
――決勝大会に臨む出場者に向けてアドバイスをお願いします。
若井「私がある作品のオーディションに受かった時、審査をしてくださった監督さんに受かった理由をお聞きしたら“一番受かりたいという顔をしていた、目が違っていたよ”と言われたんです。それを聞いて、“絶対に負けないぞ!”っていう顔でいくことは大事なんだなと思いました。気迫を持って決勝大会に臨んでほしいと思います」
久保田「こんな言い方をして良いかわ分からないですけど、“優勝するだけがすべてじゃない”と思います。私たちも、自分が受けた役には受からなくても、別の役で受かったりする場合があるんですね。ですから、もし優勝できなくても、優勝したグループよりも輝くことってできると思うんです。“あの子たち優勝はしなかったけどすごかったよね”とか、見に来てくれたお客さんの記憶に残ることが一番大事だと私は思います」
――今回の出場グループでプロデュースしてみたくなるような存在はいましたか。
若井「えっ、プロデュースですか? えっ、なんだろう…でも、ユニークな方はいましたね(笑)。むしろそのユニークな方は自己プロデュースといいますか、自分で世界観を作っているという感じでしたから、ぜひその道を貫いてほしいと思います(笑)」
久保田「(千葉県)木更津のヤンキーみたいな衣装でパフォーマンスするグループがいて、私その子たち結構好きだったんですけど、惜しくも決勝には進めませんでした。今回の“愛踊祭”とは毛色が違っていたのかもしれないけど、きっと別のところでは輝けると思うので絶対に続けてほしいです。記憶には残りましたから(笑)」
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