2.5次元ボディのつくり方(?) 脱げるカラダ作りは難しい‥【與座亘✕澤田征士郎 クロストーク 舞台「ZONE-00」】

2019/09/09 18:57 配信

芸能一般

志萬安吾(しま あんご)凶祓い(エクソシスト)の一族・志萬家の当主。演じるは與座亘


「ちなみに・・・、脱げますか?」


――こんなに脱ぐ舞台もはじめてじゃないですか?

【與座】 初めてです、あんな全裸に近い格好で舞台に立ったのは。

――スタッフから「脱げる?」と聞かれたそうですけど、そのときのお気持ちは?

【與座】 全裸じゃないもんね。

【澤田】 タオル巻けるなら、ぜんぜんいいっすよ!

【與座】 脱ぐことに関しては、抵抗ないんで、ぜんぜん大丈夫なんですけど。ただ、この貧相な体を舞台上でさらしていいのか、と。一回自分で問いただして鏡の前に立ったんですけど。どうしても、『もやし』にしか見えなかったんで、ちょっと頑張ろう、と。

【澤田】 台本見たときに銭湯のシーンがあったので「きっと脱ぐんだろうなぁ」と覚悟してたんで、やせなきゃなぁって。

【與座】 オカンが舞台を見て、いつもの第一声は「よかったよ」「カッコよかったよ」とかなんですけど、今回は「ちゃんと食べてる?」(笑) それぐらいスリムになってました。

【澤田】 僕の家族も「與座くん細いね」って。不安になるレベルで細いですからね

【與座】 でも、原作(志萬と同じ設定体重)と同じなの。

【澤田】 (志萬は)ごんなガリガリで頑張っているんですね。

【與座】  おいおい、こんなガリガリでって哀れんだな、俺を。哀れんだということでよろしいですか?

【澤田】 この間の腕相撲。指2本で(與座)亘くんに勝ちましたからね!

【與座】 そうやって腕力でマウント取ってくる感じ?

アドリブに関して原作者に伝えたい一言


――アドリブが多くて、何回か見られるお客さんも楽しめる舞台ですよね

【澤田】 アドリブで、亘(わたる)くんが考えていることが、なんとなく分かるようになりましたよ!(ドヤ)

【與座】 ほほう

【澤田】 アドリブが始まると「亘くんは、こういうことやりたいんだろうな」って気づいて、それは僕も思いつくんですけど、でも「それって実現不可能かな?」って僕は思ったりするんです。でもちゃんと実現できるように、着地できるように導いてくれる。ああ、この人すごいなって思いますね

【與座】(照)恥ずいな

――二人のシーンの稽古では、與座さんが出してくるアイデアが毎回すごいらしいですね。バリエーションが多くって

【與座】 そこは僕の案なんですよ、ほぼ僕です(笑) 原作の九条キヨ先生からは「お二人でアドリブを考えられて本当にすごいですね」って言ってくれて、僕も大人なんで、「そうなんですよぉ」とか言っているんですけど、内心は「九条先生、気づいてくれ! 俺が考えているんだ!」という目で訴えていました(笑) まわりに人が多かったんで、僕の器が小さいように見えるのでやめましたけど。九条先生と1対1なら、「違うんですよ!」って言ってました(笑)

――みなさん、仲がいいですよね。出演のみなさんから見て、カッコいいと思える役は?

【澤田】 千両はかっこいい。男らしさがあるし、冷たいようで優しさもある。不器用な優しさ? こんな兄ちゃん欲しかったなって思いました。僕には絶対できない役です。

【與座】 俺もかぶってるんだよね。千両かっこいい。田中晃平さんの千両が本当にいい。男のあこがれる像に近い、不器用で仲間思いで、でもそれをあんまり表現しなくって。そういうところって男からみると憧れる。筋肉もあって、たしかにいい兄貴分だね。

【澤田】 晃平くんも千両に近いですよね。役にあっているなぁと。男らしいし、やさしいし。

――役者仲間でカッコイイ人は誰?

【與座】 荒さん、ああいうふうに見えてって言うと語弊ありますけど、一見、チャラついたお兄さんみたいな雰囲気をかもしつつも、しめるところはしめる、やさしいんですよ。人に対して丁寧な気配りを絶対忘れないんですよね。いっしょに飲みに行ってもかならず最後まで気を使ってくれるし、稽古とかも、盛り上げるところ盛り上げて、しめるところはしめてくれる。一方で人間くさいところもある。すごい先輩の役者さんとしてお手本のような人だなぁと思いますね。素敵な人ですね。

【澤田】 僕にとってはみんな年上の先輩たちなんで、みなさん、かっこいい。そんな中で、一番いっしょにいるのが亘くんなんで、亘くんが一番カッコいいです。最初に会ったときに丁寧だし、いい人だし、仲良くなれるのかなぁ、って心配してたんですけど。稽古が始まるといい意味で亘くんのスキが見えてきて・・。