橋田壽賀子、五月がYouTuberになる“渡鬼”最新作を語る「動画配信のことをすごく勉強しました」

2019/09/06 16:40 配信

ドラマ

脚本を手掛ける橋田壽賀子(左)と 石井ふく子プロデューサー(右)(C)TBS


9月16日(月)放送のドラマ特別企画 橋田壽賀子ドラマ「渡る世間は鬼ばかり 3時間スペシャル2019」(夜8:00-10:57、TBS系)。平成2年の1990年にスタートした“渡鬼”は、連続シリーズ終了後も多くのファンに愛され、誕生から30年がたとうとしている現在も単発番組として放送が続く国民的ホームドラマだ。

放送を間近に控え、作家の橋田壽賀子石井ふく子プロデューサーが囲み取材に応じ、最新作の見どころや番組にかける思いを語った。

今回のテーマは「世代交代」と「新時代」。中華料理店「幸楽」では五月(泉ピン子)は第一線を退き、娘の愛(吉村涼)たちが店を切り盛りしている。居場所のない五月はスマートフォンを購入し、料理動画の配信を始めてYouTuberに。それが評判となり、笑顔が戻る。

これまでも「渡る世間は鬼ばかり」では、登場人物の一人がブログを始めたり、「幸楽」の餃子をインターネットで通信販売するなど、時代の歩みとともに話題のデジタルツールをストーリーに取り入れてきたが、今回はスマートフォンが登場。橋田は「スマホのことはよくわからないので、動画配信のことなど勉強しました。子育てが終わった五月が、お金を掛けずに楽しむにはスマホがいいなと思ったんです」とスマホ登場の狙いを明かした。

日向子の相手役を、EXILE・HIROに相談!


また、「おかくら」では店を営む日向子(大谷玲凪)に常連客の藤川昇がプロポーズする。昇役を演じるのは、劇団EXILEのメンバー・小野塚勇人。石井プロデューサーは「橋田さんの本のイメージから日向子の相手役を考えているとき、EXILEのリーダー・HIROさんに相談したら、小野塚勇人さんを紹介していただきました。清潔感があり、撮影では一生懸命お芝居されていて、とても良い青年という印象でした」と小野塚の演技の感想を話した。

これまで家族の物語を作り続けてきた、橋田・石井コンビによる通算511回目となる今作に注目が集まる。