――久々の高校生役はいかがでしたか?
限界かなと(笑)。だんだん少なくなっていくし、若い子がやった方がリアル感が増すと思うので。
――高校生になる工夫はしましたか?
けっこう真逆なんです。髪を切った方が高校生っぽかったんですけど、ナドという役をやるにあたっては髪が長い方がすごくぴったりだったかなと、流星君や飯豊まりえさんの実年齢を考えたら、少し上でよかったかなと思います。
――ご自身とナドのリンクするところはありますか?
流れる空気感とか、少し自分に寄せているかもしれないです。ナド自体を。
自分のやりやすいようにというか、表現できるものでやっているのかもしれない。ストレスなくやっていたのは確かです。けっこうフラットな状態。お芝居の流れる空気感とかそのシーンの役割みたいなもので役を作っていったかなと。
――ご自身が高校生の時はどんな学生でしたか?
絵に描いたような、アルバイトしてお金稼いで、バンドやってチケット売ってお金稼いで、あとはひたすら遊んでいました。非行少年ではないですけど。カラオケで30分10円とか、宮城は安いんですよ。
近所のショッピングモールのフードコートがたまり場だったので、そこにいるか高校の近くの友達の家かにいました。制服のまま。ブレザーです。ほとんど親に会っていないです。基本的に家にいないし、親も共働きだったので、黒羽家は野に放って育てるタイプでした(笑)。
――これから見に来てくれる方にメッセージを!
この作品は捨てられた人たちが暮らす謎だらけの島を舞台にした青春ファンタジーとなっておりますので、誰しもが誰かに共感できる作品ですので、この島に隠された切ない真実をぜひ映画館で確かめてください。
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