――上白石さんも同じ2人姉妹ですが、お二人はお仕事のことでアドバイスをしたり、相談をすることはありますか?
お互いにお仕事のことで相談はしますね。あとは台本の本読みをしたり、作品を見て質問をしたり…。2人でやっているぶん、経験することも人との出会いも2倍なので、妹が出会った素晴らしい人や経験を、私もおすそ分けしてもらえるのがうれしいです。なかなか得難いことだと思います。
――祖父母の方とは、どんな思い出がありますか?
私も祖父母は大好きだったので、よくお家に遊びに行っていました。私は小さい時から知的好奇心が旺盛だったので「なんで?なんで?」とよく聞く元気な子どもでした。
祖父母はそんな私に全力で答えてくれて、祖父は幼稚園の私に日本地図を教えてくれたり、釣りに連れて行ってくれました。あとは、字がきれいになりたくて祖母から字を習ったり…。
他にも、両親からもらうのとは“違うモノ”を与えてくれたように思います。
――幼少期は好奇心旺盛だったとのことですが、今も好奇心は旺盛ですか?
何かを見た時に、どうなっているのかを知りたくなるんです。今回、タコ漁師のご家族のVTRを見た時も「こうやって釣るんだ!」と驚きましたね。代々引き継いでいる、匠の技を知ることができてうれしかったです。
――最近、新たに興味を持ったことはありますか?
時代劇に出演させていただいてから、和の文化の継承について興味を持つようになりました。最近は時代劇の製作が減っていたり、若い世代の方の着物を着る機会が減っていると聞いて、着物をきちんと着られるようになりたいと思いました。着物に付随する所作や知識も知りたいですね。
着物の知識を私たちが知らないで大人になってしまったら、その子どもたちには引き継がれなくなってしまうなと思いますし、自分の国のことをもっと知らないといけないなと感じています。
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