映画「カメラを止めるな!」(2018年)でヒロインを演じた秋山ゆずき出演の舞台「かいけつゾロリとなぞのスパイ・ローズ」が、9月7日に東京・北千住のシアター1010で開幕。初演前には記者会見が行われ、スパイスーツの衣装で登場した秋山は、「ちょっと恥ずかしい」と照れ笑いを見せた。
本作は、原ゆたか原作の人気児童書シリーズ「かいけつゾロリ」(ポプラ社)の舞台版。シリーズの中でも特に人気の高い「かいけつゾロリ なぞのスパイとチョコレート」と「かいけつゾロリ なぞのスパイと100本のバラ」の2部作を基にしたオリジナルストーリーとなっている。
秋山の役どころは、ある任務を受けた謎の女スパイ・ローズ。「15年ぶりくらいに『ゾロリ』を読み直して、ローズが結構自分に似ていてびっくりしました」と話し、スパイスーツを着た自分には「恥ずかしい、恥ずかしいです(笑)」と照れた様子を見せた。
そんなかわいらしい秋山だが、舞台上となれば別人に。スパイの時と、正体を隠した一般人の時とで芝居をはっきり変えていると述べ、これには「カメラを止めるな!」で行った、ひと役(同一人物)での演じ分けの経験が生きているという。
「『カメ止め』を経て、今回はもっと分かりやすくしてみようと、一つの役の中で幅広く変えられるように意識しています」と、役への向き合いを語った。
今回の舞台は子供たちに向けたファミリー作品として演出され、劇中ではゾロリたちとの触れ合いや、客席に降りてのアクションも待っている。秋山は「参加型の舞台で、見て楽しい、応援して楽しい、一緒に体感するのが楽しい。盛りだくさんです」とアピール。
例えばローズからは「食べるとお父さんのことが嫌いになる果物は?」というナゾナゾが。さて、その答えは?
舞台「かいけつゾロリとなぞのスパイ・ローズ」は9月7日の東京公演を皮切りに、9月14日(土)愛知・安城、9月15日(日)愛知・豊橋、9月28日(土)千葉・成田、9月29日(日)埼玉・久喜、10月5日(土)愛知・名古屋、10月6日(日)大阪・堺の7都市を巡演する。
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