――脚本を読んだ感想は?
実花さんからオファーを頂いて、私が演じた静子は物語の冒頭に出てくる感じだったので、まずはその部分を読みました。静子はとにかく恋に恋する女性。
そんなウキウキ、ルンルンした女性像を演じてみたいなと思いましたし、実花さんが監督で小栗くんが主演ということだったので、もう即決でした。だから、台本は全部読んでいません(笑)。
――そうなんですね。出演が決まってからあらためて全部に目を通した感じですか?
完成した作品を見て「あ、こんな感じだったんだ」って知りました。
――静子に共感できるところは?
恋をする時のハッピー感のようなものは分かります。普通の恋愛でも感じるものなので、そういう部分は誰しもが共感できる部分なんじゃないのかなって思いました。
――実在の人物である静子を演じる上で工夫した点は?
実在した人物を演じるというプレッシャーは感じませんでした。クランクインの前にどういう女性だったのか話を聞いたり参考にした部分はありましたけど、そんなに意識することはなかったですね。現場で作り上げていった感じです。
――蜷川作品への参加は、2012年公開の「ヘルタースケルター」以来ですね。
あらためて、実花さんが作り込む世界観がすごいなと思いました。衣装やセットや色彩などの独特の世界観は実花さんの得意とするところなんだろうなと思います。
――今回の作品でもこだわりのセットを堪能できます。
女優としては、すごく気分が上がりますよね。静子が登場するシーンも、古い洋館にすてきな装飾が施されていて。その世界観に染まれる感じがいいですよね。演じていて、とても楽しかったです。
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