――過去のキングオブコントで印象的だったことは?
辻井:一昨年だったか、最初、音が出なかったんですよ。あれは印象的でしたね。「こういう事故ってやっぱ起こりうるんや、リハは完璧やったのに」って。
ナポリ:僕は最初の年が印象的ですね。2年目か3年目くらいで、荒いネタやったんですけど、準決勝までいかさせてもらったんですよ。赤坂BLITZでも結構ウケて。
なんかね、こんな若い2~3年目の大阪でやってる知らんやつでも、笑ってくれるんやっていうイメージがありましたね。
で、そのいい感じの雰囲気で2回目の挑戦のとき、めちゃくちゃ滑ってもうて。あぁやっぱお客さんは冷静に見てるな、面白いか面白くないかで冷静に見てるんだなって。
――今回のネタのポイントは?
辻井:難しく考えなくてもシンプルに笑える、それが強みかなと思います。
ナポリ:2本あるうちの1つ目は古いネタです。2本目のネタは新しいネタです。ホンマに新旧というか。アイロンヘッドは結成して12年経ちますけども、その中の古さもあり、新しさもあり。
まあでも、古さの中にも、ちょっと改良して新しいエッセンスも入れてるんですけど、そのアイロンヘッドの12年の集大成を見せられたらと思います。
でもね、やってることはずっと一緒だなとは思うんですよ。難しくなった、わかりやすくなったって言うてるけど、結局はなんか「ずっと一緒のことやってるな」とはなってるんですけど。
辻井:一番“らしい”ネタを2本揃えたってかんじですね。
――ずばり、アイロンヘッドさんらしさを見せるという。
ナポリ:いつまで経っても、やってることは変わらへんっていうのはいいことやと思うんです。