――ななまがりさんの自己紹介をお願いできますでしょうか。
初瀬:とにかく僕は声がでかいということですね。一応、「よこすか大声大会」という大会に出たところ、優勝しまして。その時の記録が110.7デシベルという記録なんですけど、それはヘリコプターと一緒らしいんで、とにかく声のでかさだけでも…(笑)。
森下:なんで今めっちゃちっちゃいの?(笑)。
初瀬:声のでかさだけでも覚えて帰ってもらえたらなと思います。
森下:僕はなんでしょうかね。
初瀬:僕ら大学の同級生でやってて、ずっとコンビでコントをやってきたんで。
森下:僕らはコントを主に、漫才もやらないこともないんですけど、コントを主にやってまして、ちょっと一風変わってるコントが多いと思うので…。
初瀬:うけつけない方はうけつけないかも知れないです。
森下:そうなんですよ。
初瀬:大阪時代に「嫌いな芸人ランキング」というものがありまして、それの1位と3位のコンビだったんですね、元々。
森下:僕、森下が1位で。
初瀬:初瀬が3位だったんで。
森下:僕が1位の理由の大半が「怖い」っていう。
初瀬:コントも僕ら怖い感じのコントをやってて。それで、若い女性とかが多い所でのアンケートだったんで。
森下:僕の顔がいかついっていうことらしいんですよ。その当時、坊主頭だったんですよ。だから、なんかこういかついみたいなことで「怖い」って言われてたんで、人気を出そうと思って髪を伸ばしたらはげてたんですよね(笑)。
初瀬:最悪ですわ(笑)。
森下:でも、いつからはげだしたか自分でも分からないっていう。いつの間にか。
初瀬:当時はそうやったんですけど、でも、それは大阪時代の話なので、東京出てきてちょっとこのままじゃアカンということで僕らなりに試行錯誤して、最近は怖いって言われることもあんまりなくなったかな。
森下:そうですね。
初瀬:ちょっとイメージチェンジに成功しつつある。
森下:僕らもやっぱり受け入れられたいと思ってるんで、昔は下ネタとかも面白いと思ったら関係なくやっちゃってたんですけど、やっぱTPOをわきまえて。
初瀬:年齢を経ていくうちに。
森下:できるだけ皆さんに分かってもらえるようにというか。
初瀬:良さを残しつつ。
森下:「キングオブコント」自体も僕ら1回決勝出てるんで。ただ、僕らその時になんか…。
初瀬:ちょっと痛い目見たんで。
森下:痛い目というか、ふるわずにね。でも、やっぱその時にテレビ見ている人とか、その決勝に来るお客さんの層とか考えて、もう今の狭さじゃだめだなと思って、もうちょっと分かりやすいことをやろうと思ってやっている段階ですね。
――今回、披露されるネタは、今までの怖めのネタから改善されているということでしょうか?
森下:改善されてますね、僕らなりに。決勝でやっぱり優勝したいって、前までは決勝行きたいっていう気持ちが強かったんですけど、今年に関してはほんまに優勝したいっていう思いでずっと取り組んできたんで。
決勝を見越したネタ作りをしてきて、そうやってずっとネタを作ってたら僕らの手応えとしては、決勝行っても結果が残せるんじゃないかなって勝手に思ってますね。このネタをやれたらっていう。
――今回、披露されるネタは新しく作られたネタでしょうか。
森下:新しいネタです。
初瀬:今年できたネタですね。
森下:ネタは単独ライブでやったりとか、新ネタライブでやって、毎年たくさん作ってるんで新しいものでいってます、だいたい。
――今回お二人でネタを作られていく上で作戦会議などはありましたか?
初瀬:とにかく分かりやすいネタというか、自分たちが面白いと思わないと作れないんですけど。
森下:最低限それはある。
初瀬:僕たちが面白いって思う中で、1番お客さんにも、誰にでも笑ってもらえるのはどれかな?っていう感じでチョイスはしましたね。