――準決勝進出34組の中でライバル視されている芸人さんはいらっしゃいますか?
初瀬:結構ね、知り合いが多いんで。
森下:僕ら元々大阪でやってたんで、その大阪のメンバーも知ってますし、東京に来て少々年数も経ってるんで、東京の人も知ってるんで。
初瀬:空気階段の鈴木もぐらっていうのが同じ大学だったんですよ。同じ大学で同じサークルの落語研究会に入ってて、それで教室借りて一緒にライブやったりしてたんで。
ライバルというか戦友じゃないですけど、お互いにプロの芸人じゃなくて、大学生の時からの知り合いなんで、これでなんかもし一緒に決勝行けたら、ちょっと感慨深いもんありますね。
――準決勝進出にあたって、お互いに声を掛け合うなどはありましたか?
初瀬:逆にこっぱずかしくてできないですね(笑)。僕、高めあうとかあんまり好きじゃないんで(笑)。でも、心に秘めてるもんがあるのはお互いに絶対に分かってるんで。
でも、(一緒に決勝に)行ったら抱き合おうと思ってますけどね。一緒に行けたらよかったとはなるでしょう。
――今回、準決勝進出にあたって周りの芸人さんの反応はいかがでしょうか?
森下:今回は出てないですけど、さらば青春の光の森田(哲矢)は結構気にかけてくれるっていうか、ネタ見てくれたりするんで、聞くんですけど、「今回はネタ何やるんすか?」みたいに言われたんですけど、もう見せなかったですね。なんかブレたくないと思ったんですよね。
初瀬:僕らは、例年聞きたがりなんですよ。「ここどう思います?」とか「ここのこれどうしたらいいと思います?」とか、結構聞きがちやったんですけど、今年に関してはそもそもネタがいい感じにできてるってのもあって、あんま聞いてブレたら怖いなっていうのがあって、あんま聞かないようにしましたね。
――その他、周りの芸人さんからの応援はありましたか?
森下:まあ、人並みにというか、漫才師の方とかからは。「キングオブコント」に出てないとかじゃないとみんなライバルなんで、頑張れよとはならないですね、みんな。「お互い頑張ろな!」はあっても。
初瀬:漫才師に応援されてます。僕で言うたら、同居人のゲラゲラ星人とダンビラムーチョの原田(フニャオ)、キンボシの有宗(高志)っていう4人ですね。
僕だけコント師で、ゲラゲラ星人はピン芸人、ダンビラムーチョとキンボシは漫才師なんで全力で応援してくれてますね。ほんまに今めちゃくちゃ4人仲良くて。っていうのもこれライバル関係じゃないからだなあと思って。
僕もゲラゲラ星人とかダンビラムーチョとかキンボシを全力で応援できますし。もし、これでコント師と住んでたら仲悪くなってたかも知れないっていうくらい。
森下:僕、和牛の水田(信二)さんに普段めちゃめちゃ世話になってて。まあ、僕というか2人ともですけど、僕らを結構応援してくれてるっていうのがありますね。
――どのような声を掛けてもらいましたか?
森下:まあ、普通に「頑張れよ!」とか「優勝しろよ!」とかって。「決勝行けよ!」っていう感じじゃなくって。和牛さんは、ゆうたら「M-1グランプリ」(テレビ朝日系)の方なんですけど、優勝争いをずっとしているわけで。
だから、決勝進出とかじゃないですよね、あの人からしたら優勝基準で考えてるんで。僕が飲みの席で「決勝行けそうですね」とかちょっと甘いこと言うと、厳しい感じになるというか、「決勝というか優勝せえよ!」みたいに励ましてくれる。
初瀬:昨日、水田さんに(ご飯)連れてってもらったんですけど、「仕上がったか?」って聞かれたんですよ。「仕上がりました!」って言うたんですけど、よく考えたら和牛さんの仕上がりに比べたらどうなんやろ?って思って、めっちゃ怖かったっすね。
でも、水田さんも「仕上がったんなら優勝できるよ!」みたいな感じで励ましてくれたんです。けど、あの人はあんな忙しい中で漫才作ってるんで。まあ、でも応援してくれてるんで。