2019/09/10 23:40 配信
関西発の人気バラエティー番組や、オリジナルのエンターテインメント番組などを提供している見放題型の映像配信サービス「大阪チャンネル」では、スマホで手軽に楽しむことのできる新しいお笑いプログラム「スマホ劇場」が、2019年8月より配信開始。大阪・なんばグランド花月、東京・ヨシモト∞ホールといった全国のよしもとの劇場公演などが配信される予定だが、現在、スマホ劇場の第1弾として配信中の、人気芸人たちによる特別ライブ番組「スマホ劇場OPEN記念ライブ~お笑い夏の陣~」が早くも好評を博している。
同番組には、「M-1グランプリ」(テレビ朝日系)や「キングオブコント」(TBS系)のチャンピオンから、業界内外で注目を集める若手まで、人気と実力を兼ね備えたお笑い芸人が一堂に集結。ロバート、千鳥、とろサーモン、NON STYLE、ジャルジャル、銀シャリ、和牛、かまいたち、横澤夏子、ゆにばーすの10組が、劇場さながら、のびのびと渾身のネタを披露している。
今回は、この豪華絢爛(けんらん)たる収録現場にザテレビジョンが密着。各芸人のネタの見どころを紹介する。
トップバッターとして登場したのはNON STYLE(石田明、井上裕介)。「女性に服をプレゼントできる男になりたい」という井上に、石田は「いいんじゃないですか」と言いながらも、「今のところ、おまえがプレゼントしてるのは不快感だけやから」と続け、お得意の相方への口撃で会場の笑いをつかむ。その後、石田がアパレル店員となって、井上が服を買うシミュレーションをすることに。しかし、客の井上が、店の服に注文をつけるたびに、なぜか石田が全否定。中でも、「おまえ、そういうの嫌やって、昔ラジオで言うてたやん」と石田が素に戻って井上の過去の発言を引き合いに出すくだりでは、大きな笑いが。井上のウザキャラと、石田の手数の多いボケというNON STYLEらしい漫才で、オープニングを飾った。
続いて、NON STYLEとは全くタイプの異なる漫才を披露したのが千鳥(大悟、ノブ)。ステージに登場するやいなや、突然笑いだす二人。客席がやたらと横長に設営されていることがツボにはまったようで、まずは観覧客をイジってひと笑い。ネタの本編では、大悟が姪(めい)っ子に「嵐のコンサートに行きたい」と頼まれたという話から、二人でチケットの取り方を練習することに。ノブが電話をかけると、大悟扮(ふん)するチケットセンターの担当者の女性が対応するのだが…。その女性の名は「紅ズワイガニ エビ美」。さらに名前だけではなく、言動全てにおいて「クセがすごい」エビ美の(おそらくは全てアドリブの)奇想天外過ぎるボケの連続で、会場を千鳥ワールドに引き込んだ。
横澤夏子は、コント「家族で回転寿司に来た子育て奮闘中のママ」を。外出先でも家の中での“ノリ”をやりたがる子どもたちに、人目を気にしながらも付き合ってあげたり、テンションが上がって勝手なことをし始める子どもたちを早口でまくしたてて注意したりと、思わず「あるある」とうなずくママの生態を、卓越した観察力に培われた巧みな演技で、細部までコミカルに表現。とりわけ、高価なネタを食べたがる子どもに「にっが~っ。全然おいしくないわ~」と言いながらうれしそうにウニを頬張るママの表情には、会場も大爆笑だった。
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