高校生対象の脚本・演出家才能発掘プロジェクト「ドラマ甲子園」の第6回大賞受賞作品「受験ゾンビ」(夜11:00-12:00、フジテレビTWO ドラマ・アニメ/フジテレビTWO smart)が、玉城ティナ主演でドラマ化、10月20日(日)に放送される。
本作は、山奥にある高校を舞台に、受験を控えた高校3年生たちが次々とゾンビ化していく姿を描きながら、受験に対する悩みや苦しみなど、高校生たちのあらゆる感情を切り取った人間ドラマ。
本作で脚本・監督を務めた伊藤佑里香さん(18歳)と、主人公の女子高校生・野口あかりを演じる玉城が囲み取材に応じた。
――脚本を読んだ感想を教えてください。
玉城:「受験ゾンビ」というタイトルからは、内容が想像できませんでしたが、キャラクターの描写や伊藤監督の今の状況が合わさっていて、ゾンビものですがすごくリアリティーがある話だと思いました。
――玉城さんが演じるあかりはどのような女の子ですか?
玉城:周りから“できる人”と思われているけど、それをひけらかしたりしない人。明る過ぎもしないし、暗過ぎるわけでもない女の子だということは監督と話しました。
他のキャラクターは、それぞれすごく分かりやすい特徴があるのですが、あかりは、他のキャラクターと会話をする時に持っている個性が際立つのかなと思います。
私自身、学園ものへの出演は久しぶりで、最近は割と特徴的なキャラクターが多かったので、普通の女の子をどうやって演じようか悩みました。監督と話し合いも重ねましたが、キャラクター作りは難しかったかもしれません。
――伊藤さんは、どのような思いからこの作品を書かれたのですか?
伊藤:「ドラマ甲子園」の締め切りが、最初は3月31日だったのですが、ゴールデンウイーク明けにまで延びたんです。その時に、今まで書いていた脚本を全て止めて「受験ゾンビ」を書こうと決め、2カ月くらいで書き終えました。
この作品は、ハロウィーンの時に友達と「受験生になったら、受験に苦しんでゾンビになった女子高生のコスプレをしたら面白そうだよね」という会話をしたことが心に残っていたことから、思い切ってゾンビものを書いてみようという気持ちで書き始めました。
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