「バック・トゥ・ザ・フューチャー」三部作で使われたことで、世界的に有名になった車“デロリアン(DMC-12)”の開発の裏側を描いた映画「ジョン・デロリアン」が、12月7日(土)に公開。このたび本作の予告映像&ポスタービジュアルが解禁された。
近未来的なオールステンレススチール・ボディーに象徴的なガルウイングドアを搭載した革新的な車“デロリアン”。しかし日本では、その車を作った男、ジョン・デロリアンはあまり知られていない。
彼は、天才的自動車エンジニアでありながら、詐欺や横領、脱税を行い、ハリウッドセレブをはじめ、ビジネスパートナーや発明家、イギリス、アメリカ、そしてスイスの政府からお金を巻き上げるほど破天荒な人生を歩んだ男として、アメリカではその名を知らない者はいない人物だ。
本作は、そんな彼の人生の中でも会社倒産の危機を救うため、コロンビアの犯罪組織との麻薬取引にまで手を出したといわれる激動の時期を描いた初めての伝記映画となる。
解禁された予告映像は、伝説の車“デロリアン”のアップが映し出された次の瞬間、象徴的なガルウィングドアが開かれるカーマニア垂ぜんのシーンから始まる。
1980年代初頭のセレブカルチャーとともに描かれるのは、リー・ペイス演じるジョンが、デロリアン開発のお披露目パーティーで夢を語り、夢中でデッサンにペンを走らせる姿。
人生を車に懸けた一人の男の情熱が映し出される一方、映像内では、デロリアン開発の裏側に隠された一人の男の苦悩と、目的のためには手段を選ばず、犯罪にすら手を染める激動の人生が動き始める様子が描かれている。
そして、デロリアンの信頼を得ながらも、麻薬取引に巻き込む友人のジム・ホフマン(ジェイソン・サダイキス)、ホフマンを情報提供者として働かせるFBIのベネディクト(コリー・ストール)や、麻薬密売人のモーガン(マイケル・カドリッツ)なども登場し、車、クライム、裁判、友情、FBIといった映画的エンターテインメント要素満載の映像となっている。
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