“神宿の歌姫”小山ひな「何歳になっても愛されたいし、愛してほしい」<神宿5周年記念連載(3)>

2019/09/14 08:00 配信

アイドル インタビュー 連載

神宿のピンク担当・ひなぷぅこと小山ひな撮影=永田正雄


――5年前にスカウトされた時のことは覚えていますか?

私は当時長野に住んでいて、夏休みにママと原宿に買い物に来ていた時に声を掛けられました。

それまでも、何度か声を掛けていただいたことはあったんですけど、その時だけ「この人の話を聞いてみようかな」って思ったんです。

――何かピンと来るものがあったんですか?

それが分かんないんですよ(笑)。何でだったんだろう。たまたまだったのかなぁ。

――怪しいなとは思わなかった?

私は田舎者だし、全部怪しいなと思っていたんですけど、その時は話だけ聞いて帰りました。

そして、1、2週間後ぐらいにまた東京に行く機会があって、ちょうど私が東京にいる時に電話が掛かってきて「今から空いていますか?」って聞かれたんです。

――すごい偶然ですね。

そうなんですよ! その偶然が運命かもって思っちゃって(笑)。あらためて話を聞いたんですけど、長野から通うことになるし、デビューの日が年に1回のダンス部(高校の部活)の発表会と被っていたんです。

最後まで悩んで、悩んで、結果的に神宿を選びました。

――ダンス部に入っていたということは、人前で何かをやることは好きだった?

めっちゃ人前に出るのが嫌いなんですよね(笑)。ダンスも発表会とかは嫌で、何か「ダンス部!」って言いたかったんです。中学の時は吹奏楽部だったので、高校に入ったらカッコよくてノリの良い部活に入ろうと思ってダンス部に。

でも人前に出るのは苦手。できれば後ろにいたいっていう思いは昔から変わらないんですけど…アイドルになっちゃいました(笑)。

――子どものころ憧れていた芸能人は?

幼稚園の時に一瞬だけ「おジャ魔女どれみ」(1999年ほか、テレビ朝日系)のおんぷちゃんに憧れた時期があったんです。それぐらいかなぁ? 全然興味がなかったですし、自分とは違う世界だと思っていました。

――神宿の特徴は“ライブがレッスン”だと聞きました。

土日にライブがあったんですけど、1日に3、4回もやるんですよ。レッスンはほぼなくて、新曲も4時間ぐらい練習したらすぐ本番って感じ。

アイドルがどういうものなのか分かっていなかったから、みんなこういうものなんだと思っていたんです。

でも、他のアイドルさんと仲良くなって話をした時に「あ、違うんだ」って気付きました(笑)。