デートから戻り、花火をしながら最後の夜を過ごすセミオ(山田涼介)と大川由香(木南晴夏)。そんな2人を見守りながら、「うつせみ荘」の住人たちはなぜか円陣を組む。
「とても切なくてつらい明日になってしまうけど、私たちはできるだけ明るくいつもと同じように接しましょう」
庄野くぎこ(檀ふみ)の声で一致団結した岩本春(山崎静代)&マサ(やついいちろう)ら住人たちは、ハイタッチをしたり拍手をしたりしながら、「2人のために頑張ろう」と互いを強く励まし合う。
そしてセミオにとって最後の朝がやってくる。いつものように「おはよう世界!」と跳ね起き、いつものように窓から木に飛び移り、いつものように庭に落ちてくるセミオ。
それを住人たちは笑顔で迎え、由香もまたその姿を目に焼き付けるように、泣きそうになるのを我慢しながら笑顔を浮かべるのだった。
みんなが自分と由香のことを心配して、気を使っていることに気づいたセミオは、ねじこ(阿川佐和子)たちに「僕がこの世界にいられるのは今日までです。だから今までと同じように過ごして、おかゆさんと一緒に仕事に行って、そして手をつないで一緒に帰って来ます」と宣言する。
さらに「でも、どの時間まで僕の命があるのかは分かりません。戻って来れなかったらごめんなさい」とも…。
みんなに送られ、工場へと出掛けたセミオと由香。刻一刻と近づく別れのときを意識しながら、2人はこれまでと変わらない時間を過ごす。
そして、迎える最後の時。2人の未来にファンファーレは鳴り響くのか。
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