2019/09/21 07:35 配信
小峠:僕はないです。
西村:コイツはクリーンな男なんですよ(笑)。売れない芸人なら普通はあるはずなのに、一度も借金を抱えたことがない。
僕は「キングオブコント」優勝の時点で、100万円くらい借りてましたから。
——2つバイトしても、そんなに!
西村:逆に借金がありすぎたので、バイトを掛け持ちすることになったんです。「キングオブコント」の優勝賞金で完済できました。
——つらい時期が長いと、解散の話題が出そうですが…。
2人:出ましたよ。
西村:3〜4回、出たんじゃないかな。全部、事務所に所属していないフリーの時期です。
2人とも言い出したことはありますが、2人同時に辞めたくなったことがないんですよ。
片方が「辞めたい」と言っても、もう1人が「続けよう」と言って、結局続けることになるんです。
——それぞれ、相方が「辞めたい」と言ったときに、引き留めた理由は?
西村:単純に「いつか売れる!」と思っていたからです。
小峠:うん、僕もどこかで「イケる!」と思っていました。
——辛い時期でも、自分たちの“笑い”を信じていたんですね。小峠さんが言っていた“核心的な笑い”をつかむことになったきっかけは?
小峠:2カ月に一度、新ネタを6本下ろすライブをやった時期があるんです。
大量にネタを作らなきゃいけなかったので、僕がボケて西村がツッコむ(当時の)通常のパターン、それを逆にしたパターン、2人ともボケるダブルボケパターンなど、いろいろなバージョンを作ったんです。
それで「お客さんが求めているのは、僕がツッコんで西村がボケるネタなんだな」と分かったあたりですね。
——それは、いつごろですか?
小峠:「キングオブコント」優勝の3年前です。