2008年、インド・ムンバイで起きた無差別同時多発テロを描いた映画「ホテル・ムンバイ」(9月27日[金]公開)の本編映像が公開された。
本作は、五つ星ホテルに閉じ込められた人質たちの奇跡の脱出劇を描いた感動の実話映画。
「スラムドッグ$ミリオネア」(2008年)で主演デビューし、「LION ライオン 25年目のただいま」(2016年)ではアカデミー賞にノミネートされたデブ・パテルが主演を務める他、「君の名前で僕を呼んで」(2017年)のアーミー・ハマーが、アメリカ人旅行客・デヴィッド役で出演している。
ホテルに3日間閉じ込められた500人以上の人質の多くが生還を果たしたその裏側には、プロとしての誇りをかけて、宿泊客を救おうとしたホテルマンたちの知られざる活躍があった。
今回解禁されたのは、ホテル内でテロが起きた直後、宿泊客を守るために行動を起こしたホテルマンたちの強い信念と勇気が感じられる感動のシーン。
暗闇の中、煙が充満し、銃声が響き渡る不穏な雰囲気のホテルが映し出された後、電話を片手にホテル内の従業員と連携を取っているシェフのヘマント・オベロイが映し出される。
そのさなかも銃声が止むことはなく、手に汗にぎる緊迫感がひしひしと伝わってくる映像となっている。
他の従業員に向かって“逃げるなら今しかない”と諭すオベロイに対し「35年勤めてきました。ここが家です」「残ります」と口々に声を上げるホテルマンたち。
中には、背を向ける従業員や涙を堪えながらホテルに残ることを決意する若者も映し出され、入念にリサーチを重ねた上でのリアルさはもちろん、あえて、銃声が鳴り響く渦中に向かい、無差別テロからの奇跡の脱出劇を実現させた、従業員たちがリアルに再現されている。
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