映画「太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男」の初日舞台あいさつが都内で行われ、出演者の竹野内 豊、井上真央、山田孝之、中嶋朋子、岡田義徳、阿部サダヲ、唐沢寿明と、監督の平山秀幸、チェリン・グラックが登壇した。
同作は、実話に基づく感動の戦争映画。太平洋戦争末期のサイパン島、わずか47人でアメリカ軍に立ち向かい、生き抜こうとした実在の人物、大場栄大尉(竹野内)の姿を描く。
主演の竹野内は、「きょうのこの日を迎えるまで、日本全国各地を巡って参りまして、これだけのたくさんの方々に迎えられて『太平洋の奇跡』を送り出すことができてうれしいです」と初日を迎えた喜びを語り、「かつて争った両国の感情と、あの激戦の中を生きた方々の並々ならぬ思いを、たった2時間の映画の中で映し出すことは到底できることではないですが、この作品が、戦争のことを考えて伝えてくれるきっかけになれば良い」と心境を明かした。
この日、久しぶりに共演者と再会したという唐沢は、「阿部くん太りましたね。山田くんは足が短くなったかな? 岡田くんは性格が変わってアメ横の中田商店(ミリタリーショップ)の店長みたい。女優陣は相変わらずきれいで、竹ちゃん(竹野内)もさわやかです」と、会場を笑わせた。
メガホンを取った平山監督は「日本側の演出は僕。アメリカ側はチェリン監督。そして、タイのスタッフと、こういう映画の作り方っていうのは、いろいろトラブルや困難がありますけど、新しい体験として勉強になりました」と話し、チェリン監督も「皆さんにアメリカと日本は、やっぱり1回けんかしているんだなと知っていただきたい」と呼びかけた。
また本作のタイトル「太平洋の奇跡」にちなみ、身の回りで起きた奇跡を聞かれた竹野内は「タイで、真央ちゃんが虫を食べたことが奇跡的」と暴露すると、井上は「違います! 竹野内さんに食べさせられたんです!」と受けた仕打ちを報告した。
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