4月2日(土)から東京・グローブ座にて上演される舞台「芝浦ブラウザー」の製作発表記者会見が、2月17日、都内にて行われ、井ノ原快彦、芦名星、音尾琢真、市川しんぺー、永野宗典、本多力と、演出家の上田誠が登場した。
同作は、“居住性”をテーマに人間性を浮き彫りにする群像劇で、再開発が進む都市・芝浦を舞台に高層ビルのすき間で楽しく暮らす人々の生活を描く。井ノ原と劇団「ヨーロッパ企画」の上田とが、'08年上演の舞台「昭和島ウォーカー」以来、3年ぶりにタッグを組むことでも注目を集める。
上田と井ノ原の2人が互いに“物件フェチ”ということで製作に至った同作。井ノ原は「間取りを見ている時に本当に幸せを感じるんですよ。ここに何を置こう?あの家具がぴったりハマるかな?とか…その気持ちをなんとか舞台にしたいと思っていました」と明かし、「舞台でこんなことしていいんだって思うような、新しい舞台の形を表現したい」と意気込んだ。上田は「『昭和島-』以来待ちに待ったプロジェクト。とても楽しみにしていたので実現してすごくうれしい」と喜び、「芝浦という町はもともと水路や運河があって発展した町で、最近では道路ができたりマンションが建ち並んでいて、居住や住宅を考えるのに面白い場所だと思いました」と、タイトルに選んだ経緯を話した。井ノ原と初共演を果たすTEAM NACSの音尾は「ずっとお会いしたかった。周りの人がみんな井ノ原さんのことを『本当にいい人だよ』って言うので、僕は井ノ原さんのブラックな部分を引き出したい」と話し、笑いを誘った。
テーマにちなんで“物件トーク”が始まると、井ノ原は「ロフトや天窓が好き。ポイントは“駅近”ですね。商店街の人たちやご近所の方々との付き合いもあるし、そういう所も含めて選びます」と、上田は「隣の家の影響で思いがけない所に柱があったり、そうゆう事情にまみれた物件が好き(笑)」と、それぞれ好みを語った。さらに男性陣は「男はみんな隠れ家とか秘密基地が好きだよね」と盛り上がり、紅一点の芦名は「丸い穴のような家が好き。冬になると毎年実家に帰って、大人が3人入れるくらいのかまくらを作ります」と、心温まるエピソードを披露した。
最後に、井ノ原が「僕が“物件フェチ”であるように、自分が何に興味があるのかを探しに来ていただきたい。お部屋って人柄も見えてくると思うので、ぜひ新しい自分を発見しに来てください!!」とPRした。
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