――稽古に関しても、コントと漫才では違うものなんでしょうか?
石田明:内容によりますね。大掛かりなコントだと、準備しないといけないことはもちろんたくさんありますけど、シンプルなコントだったら、畳一畳あれば十分稽古できますから。
井上裕介:だから、どっちが大変っていうことじゃなくて、結局はネタの内容ですよね。漫才にしてもコントにしても、芝居的な要素が入ってるネタは、稽古も大変やし。特に、一言でもセリフを間違えたら笑いが成立しなくなる、みたいなネタはけっこう大変で。
ただ、なんて言うんですかね、コントって、ボケの人の脳みそをそのまま表現するものが多いっていうか。コントの方が、脳みその奥の方にある、おもろい“コア”みたいなものが出てくる可能性はあるんかなと。
――今回の会場は、単独のツアーとしては初めて行く地域も多いようですが。
石田:そうですね。大々的に謳ってはいないんですけど、災害に遭われた所に行って、元気を届けたい…みたいなことは、ふわっと考えてます。
――今回のツアーで特に楽しみにしている場所は?
石田:この前行ってきたんですけど、幕開けが北海道の釧路っていうのは、面白かったですね。いろんな人に言われたんですよ、「なんで釧路?」って。北海道に住んでるファンの方にも言われましたから(笑)。でも、初めての会場はどこも楽しみですよ。たくさんの方々に入っていただいて、いっぱい笑ってもらえたら、それはまた一個、自信につながるので。
井上:今回、例年と比べると、割と昼公演が多いんですよ。だから、場所がどこかっていうことよりも、昼と夜で、お客さんのテンションが微妙に違うのが面白くて。会場入りが早かったり、僕らのスケジュールも変わってくるので、それが舞台にどう反映されるかっていうのも楽しみだったりします。
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