遠藤憲一を叱り倒してきた“上司”目黒祐樹「一見するとパワハラ上司ですが…」

2019/09/14 12:00 配信

ドラマ

遠藤憲一主演「オトナの土ドラ『それぞれの断崖』」で、志方(遠藤)を叱り倒してきた戸田役・目黒祐樹のコメントが到着!(C)東海テレビ

遠藤憲一主演「オトナの土ドラ『それぞれの断崖』」(毎週土曜夜11:40-0:35、フジテレビ系)も、残すところあと2話。

9月14日(土)放送の第7話では、志方(遠藤)が“会社を辞める”ことを決意し、上司の戸田洋平専務(目黒祐樹)に退職届を提出することに。そこで、これまで志方を叱り倒してきた戸田役の目黒のコメントが到着した。

志方を睨み付ける戸田、その目ヂカラは半端なかった!


志方家が完全に崩壊、しかも志方が加害者の母親・八巻はつみ(田中美里)に「君と一緒に…やがては満君も一緒に」と、自分の息子を殺害したはつみの息子・満(清水大登)との同居を伝えるなど、驚きの展開が続く「それぞれの断崖」。

第7話では、2カ月後に満が少年院から退院することが決定し、志方とはつみはそれに向けて互いの関係を満に話そうと決める。

その矢先、週刊誌によって2人の関係が世の中にバレてしまい、志方はさまざまな決断をすることに。その1つが“会社を辞める”こと。

そこで、志方は戸田の専務室へと向かう。戸田の机の上には、これ見よがしに「週刊アピール」が置いてあり、志方とはつみの関係を暴く煽情的な見出しが踊っていた。

そんな中、志方が退職届を出す場面では、志方の言葉を遮るように戸田が一喝。志方を睨み付ける戸田は、半端ない目ヂカラを見せる。

印象に残ったシーンや、遠藤憲一との共演について語る


目黒は、戸田について「一見、今話題のパワーハラスメント上司だよね」とニヤリ。「でも、台本を読み進めると、実はこの人サラリーマンとしては非常に正しいんじゃないかなと思って。部下として、志方がかわいいんですよ。だから、色々チャンスを与える。だけど、うまくそれに乗ってきてくれないから叱る。僕は愛の鞭だと思っているんですけどね」と微笑む。

印象に残ったシーンを聞くと、「圧倒的に怒っているシーンが多いんだけど、志方が新潟の新しい工場建設に関して斬新な素晴らしい意見を出して喜びにあふれるシーンがあるんですね。本当に、この2人は心が通じているんだ、目的は1つなんだ、会社のために力を合わせてやることができるんだっていうシーンね。それと最後、志方との“別れ”(退社時)でも、やっぱり一言言って怒らなきゃ気が済まない。かわいがってきたからこそ、残念でならないんだよね」と目に優しさをにじませる。

遠藤とは、2018年2月の「オトナの土ドラ『家族の旅路』」が初共演。その時は遠藤が義理の息子役で、1日しか絡まなかったという。今回、2度目にしてガッツリ絡んだ遠藤のことを「非常に楽しませていただきましたし、勉強もさせてもらいました」と、本物の部下を称えるように話す。

また、「見た目、怖そうな印象だけど、すごくちゃめっ気がある。結構プライベートの話もしましたし、現場では楽しかったですよ、本番以外は」と笑う。

目黒は、志方が辞表を提出する第7話の冒頭シーンで、クランクアップとなった。「皆さんのおかげで、完走できました。一見するとパワハラ上司ですが、実はかわいい部下だったというのが、見ている人に伝われば」とあいさつし、晴れやかな笑顔で遠藤と記念撮影。

最後に、第7話のみどころについて「志方の人生にとって、最終選択をする重要な回です。女性とその息子と一緒に、これから人生を歩んでいくという道と、もう1つはサラリーマンとしてきちっと仕事を続けていくという道。その選択を迫られたときに、彼は仕事人間じゃない方を取る。それ以外にも、彼がどういう選択をするのか、そこを楽しみに!」と語った。