“3A俳優”萩原利久、最新作でも「役を通して高校生活を満喫しました(笑)」

2019/09/16 13:00 配信

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――久留米と同じような反抗期はありましたか?

いわゆる“反抗期”のようなものはなかったですけど、口には出さないながらも親に対して不満を感じていたことはあったと思います。今振り返ると、高校時代は尖っていたかも(笑)。でも、その時は自分で尖っているなんて思わないじゃないですか。そういう意味では久留米に共感できる部分が多かったので、役を通して高校生活を満喫しました(笑)。美緒と自転車通学するシーンも楽しかったです!

他力本願的なあの感情は共感できます


――物語の舞台となった仙台での撮影はいかかでしたか?

地元の方々は、とても協力的で温かい人たちばかり。のびのびと撮影できました。ご飯もすごく美味しかったです。牛タンは何回食べたか分からないぐらい堪能しましたし、ずんだ餅にもしっかりとハマりました(笑)。撮影の合間には観光もできたし、楽しい思い出ばかりです。

――最後に、劇中で久留米が自分の恋の行方を、ボクサー・ウィンストン小野(成田瑛基)の試合結果で占うという“他力本願”なシーンがありましたけど、ご自身もそういう経験はありますか?

僕も程度が小さいことでやったりすることもあります。例えばバスケの試合結果で何かを決めたりとか。さすがに、告白するかどうかということをその天秤に乗せたことはないですけど(笑)、他力本願的なあの感情は共感できます。結局、自信がないのかもしれません。なかなか決めることができなくて不安だから誰かの力を借りたりすることもあるのかなと思います。

取材・文=月山武桜