ザテレビジョンのための描きおろしイラストも披露! 芸人・本多修の新たな笑いの表現「パラデル漫画」とは?<インタビュー>

2019/09/16 22:00 配信

芸能一般

ぱらおとぱらみがそこにいるだけで、パラデル漫画の世界観が成立するようになった


「ぱらおとぱらみが、ただ転ぶだけでもかわいいんですよ(笑)」と言う本多修。自ら生み出したキャラクターがかわいくて仕方ない様子


――その「紙に描いた絵の人をいじめてたらめっちゃ怒ってきた」の“紙に描いた絵の人”が、ぱらおの原型となっているわけですね。やがて女の子のぱらみも生まれて、ぱらおとぱらみは、出番が増えるたびにどんどんかわいくなっていきましたよね(笑)。

本多修:ぱらおの原型は、実は一番最初の「踊ってみた」から出てるんですけど、当時は5頭身くらいで、あんまりかわいくなかったんです。でも、今のぱらおとぱらみは2頭身くらいで、ただ転ぶだけでもかわいいんですよ(笑)。僕自身も愛着が湧いてきて、ストーリー上では転ぶ必要はないのに、かわいいから転ばせちゃおう、っていうこともよくあります(笑)。

DVD収録作品「ぱらおとぱらみの『アーモンド競走』」。必死に駆け回るぱらおとぱらみに対する、本多修の優しいツッコミにも注目


――かわいいのはもちろんですが、やはり何よりも“現実の世界に飛び出てくる”というアイデアが秀逸ですよね。

本多:ありがとうございます。実は最初の頃、「次はこういう飛び出し方をさせよう」と思って、いろいろ工夫していたんですけど、飛び出し方のバリエーションだけを見せていたら、すぐに天井が来て飽きられちゃうなと思ったんですよね。でもそこに、ぱらおとぱらみというかわいらしいキャラをポンと置いたときに、飛び出し方とか技術的なところが、そこまで気にならなくなったというか。ぱらおとぱらみがそこにいるだけで、パラデル漫画っていう一つの世界観が成立するようになったので、そういう意味でも、ぱらおとぱらみの存在は大きいのかなと思います。パラデル漫画を広く知ってもらう上でも、愛すべきキャラクターがいた方が効果的だと思いますし。

――ぱらおとぱらみがいるおかげで、ネタも考えやすくなったと。

本多:はい、それはだいぶありますね。「ぱらおとぱらみだったら、こう動くよな」みたいな。

――ちなみに、ぱらおとぱらみ以外に、キャラクターを増やす予定はありますか?

本多:インスタとかツイッターで、ちっちゃい「ミニぱらお」と「ミニぱらみ」っていうのを描いてるんです。でも、自分で考えておいて何ですけど、これがかなり描くのが大変で。だから、ミニぱらおとミニぱらみは、今後あんまり出てこないと思います(笑)。いろんな新しいキャラを入れたいなと思ってはいるんですけど、やっぱり大変なんですよねぇ。