玉山鉄二、主演ドラマに自身の人生のターニングポイントを重ねる「昔は優先順位の一番上が“僕”だった」

2019/09/28 12:00 配信

ドラマ

玉山鉄二


ーー最近ではテレビだけではなく、ネットもドラマを制作するようになりましたね。

なんだかんだいってコンテンツの大事な部分は企画力だと思っていて、企画するにあたって、かける時間であったりアイデアであったり、今後はそのクリエイティブに対して情熱があるものが絶対残っていくと思っています。WOWOWのドラマって重厚感があって社会派だし、それでいて「本当にあるんじゃないか」っていうリアリティが一番の魅力じゃないですか。僕はWOWOWのそういった部分に引き込まれているのかもしれないです。

(地上波ではこのような作品が)できないんじゃなくて「やらない」と思っていて、「やらない」のを「やれる」ような環境を僕たちが作っていきたいなと。日本のエンタメ業界をより活性化させるために奇抜なことを生み出した結果、今まで「これってダメなんじゃないの?」って思われていたことが共感性を生んだり、評価されたりして「民放で作ってもいいじゃん」って風潮になればいいなとは思うんですけどね。

ーー俳優の山田孝之さんがドラマ「全裸監督」(Netflixで配信中 ※玉山さんも出演)をプロデュースされていますが、玉山さんもこれから俳優以外の仕事に目を向けようと考えていたりしますか?

それはないんですけど、何か自分が奮い立つような出来事や人に出会いたいという思いはあります。先ほども言いましたけど、これからは「企画力」がすごく大事になってくると思うんです。役者が企画を発案したり、プロデューサーと手を組んで何かを生み出したりすることは、これから絶対に出てくると思うので「役者としての感覚」と「役者じゃない時の感覚」を鋭くしておかないといけないと考えています。

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