NHK総合ほかで放送中の朝の連続テレビ小説「てっぱん」が、昨年5月24日の広島県尾道市のロケからおよそ9カ月にわたる撮影を終え、2月18日、クランクアップを迎えた。同日、大阪で撮影終了のセレモニーと取材会が行われ、ヒロイン・瀧本美織のほか、安田成美、遠藤憲一、京野ことみ、遠藤要、森田直幸、柳沢慎吾、尾美としのり、富司純子がそれぞれ登壇した。
同作は、広島・尾道で育ったヒロイン・村上あかり(瀧本)が、祖母・田中初音(富司)と共に大阪でお好み焼き店「おのみっちゃん」を開業し、人との出会いやかかわりを通して成長していく人情物語。先週の放送ではとうとう、謎につつまれていたあかりの父親の秘密が明らかになり、今後、物語はあかりの恋の行方やのぞみ(京野)の出産など、クライマックスに向けてさらなる盛り上がりを見せる。
撮影を終えた瀧本は、目をうるませながら「泣いてません! 泣くの我慢しようと思ったんですけど、やっぱり『てっぱん』やっていたら泣いちゃいます」とこらえきれずに感動の涙を流した。「本当に、この作品のあかりちゃんという素敵な女の子を、あかりちゃんの人生をのびのびと歩かせていただいて、視聴者のみなさん、『てっぱん』に関わった人たちみんな、支えていただき本当にありがとうございました。わたし、あかりとしても美織としても、たくさんの愛をいただいてありがとうございました!」と感謝の言葉を述べた。
あかりの母親・真知子を演じた安田は「尾道の村上家の母親、おかあちゃんとして、村上家のおとうちゃんと、美織ちゃんと、欽也と鉄平と、一緒に家族ができたことはとてもよかったです。がんばれたのは、この素敵な家族のおかげだと思います」と尾道の家族への思いを語った。父親を演じた遠藤憲一は「打ち上げで泣いたことはないんですけれども、成美さんがほろっとくるから自分もちょっとほろっときちゃった。くせものばかりをやってきた自分が、こんなあったかいドラマで、こんなあったかい仲間に囲まれて…一生に一度あるかないかの現場に携わらせていただだいたと思っています。自分の生涯の中の、役者人生の中で、本当に思い出に残る作品になると思います」と感動の気持ちと共に、作品に対する思いを語った。
最後にあかりの祖母・田中初音を演じた富司は「スタッフのみなさま、共演者のみなさま、本当にこの9カ月、すごく楽しい毎日を過ごさせていただきました。またみなさん方といつか、この『てっぱん』を上回るドラマで再会して、ご一緒願いたいなあと思っています。本当に、本当にありがとうございました」と心から感謝の気持ちを表した。
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