日本や台湾でもドラマになった多田かおる原作の人気コミック「イタズラなkiss」が、'10年に韓国でもドラマ化。そのDVD-BOXが3月2日(水)と3月25日(金)にそれぞれ発売されることが決定した。
本作は、IQ200の頭脳を持つクールなペク・スンジョ(キム・ヒョンジュン)とヒロイン、オ・ハニ(チョン・ソミン)の恋の行方を描いたラブコメディー。今回、ハニをいちずに愛し、約10年間片思いしているポン・ジュングをコミカルに演じるイ・テソンに、作品や役柄について熱く語ってもらった。
――ジュングという人物はコミカルな役でしたが、苦労はありましたか?
「漫画のキャラクターなので、ある程度オーバーな演技が必要になってくるんです。でも、オーバーだったとしても、本質的なものが宿っていないといけないので、オーバーのレベルを自分で調節するというのが、とても難しかったですね」
――今までにないコミカルなキャラクターを演じて変わったことはありますか?
「コメディーを演じる時は、本人が楽しくないといけないんですね。ですから、常に自分の気持ちが楽しい状態をキープできるように気を付けました。だから、いたずらをたくさんしたりとか、冗談をたくさん言ったりとかしましたね」
――ジュングと似ているところはありますか?
「全然違います(笑)。健康的であるということは似ていると思います」
――では、テソンさんが恋に落ちたら、冷たい態度で接するスンジョタイプ? それとも一途に相手を思うジュングタイプ?
「一途派です。ジュングは物語の中で、気持ちをものすごくダイレクトに出しているし、常に熱く気持ちを表すタイプですよね。僕は、一途ではあるけれども、どちらかというと寡黙なタイプなので、表現としてその人に伝えるのではなくて、告白する時に勝算があるか考えます(笑)。自分が告白して受け入れてくれるだろうという可能性を強く感じれば告白するし、ちょっとよく分かんないなっていう場合は考えますね。自分で相手の気持ちが分からないで告白すると関係性がギクシャクしていく可能性があるので…」
――本編の中で、お気に入りのセリフはありますか?
「ジュングがハニに対して言うセリフで『僕は、君の家だ。いつ来てもそこにいる家だ』っていうのがあるんです。つまり、何があっても、家というのは動かずにそこにあり続けるものですよね。だから、“いつも見守っている”という意味なんですけど、そのセリフがすごく好きです。誰にも“家”のような存在の人っていうのは、いると思うんですよね」
――では、お気に入りのシーンは?
「ハニにプロポーズするシーンは、自分が出したアイデアだったんです。最初は、並んでいる時に、ジュングがハニにプロポーズをする設定だったんですけど、ジュングは近くにいながらそういうことを言えるタイプの男じゃない。だから、走って、ハニと距離をおきながら大きな声で叫びながらプロポーズをするというシーンになったんですよ」
――もし、周りにハニがいたら、恋しちゃいますか?
「今は、そういうキャラクターがいても恋に落ちたりしない。やりたいこと、やらなければならないことがたくさんあるので、そちらの方に神経がいくと思います。運命の相手は、軍隊を除隊した後に探したいと思います(笑)」
――視聴者にジュングのどんなところに注目して見て欲しいですか?
「日本の方たちがハニを見ながら、『あなたを見ているのは、目の前の人じゃなくて、後ろにいる人もあなたを見ているかもしれないんだ』っていうことを感じて欲しいです」
――最後に、日本のファンの人たちにメッセージをお願いします。
「俳優として、これからもいろいろな部分を見せられるように、努力をしてきたいと思います。CDを発売できたらと思っていて、その準備をしているところです。ですから、コンサートがあった場合は、会場に足を運んでもらいたいですね」
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