道に迷い、お腹を空かせて山を歩き回っていたフリーランスの天才外科医・大門未知子(米倉涼子)は、人里離れた山奥に“ポツン”と建つ一軒家でニコラス丹下(市村正親)という日系二世のブラジル人と出会う。丹下の手料理を食べながら意気投合した二人だったが、のちに、まったく別の形で再会することになるとは、そのときは知る由もなかった。
その頃、蛭間重勝(西田敏行)率いる「東帝大学病院」は空前の財政危機にひんしていた。苦境を脱するため、蛭間が打ち出した秘策は「海外医療ファンドからの300億円出資」。「東帝大学病院」が誇る最新医療に投資するファンドのマネージャーを招待することを決定する。
2カ月後、蛭間たちが迎え出る車から降りてきた男は、丹下だった。実は丹下の正体は医師免許も持つ海外投資ファンドのマネージャー。冷徹なまでに赤字部門を切り捨て、企業再生を図っていくことから「今世紀最大のコストカッター」と呼ばれ恐れられている人物だったのだ。
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