「僕の代表作になったかなと思います」藤原竜也が主演作に自信!

2011/02/23 16:01 配信

ドラマ

会見に出席した小澤征悦、北大路欣也、藤原竜也、吉岡秀隆(写真左から)

テレビ朝日系で2月26日(土)に放送するドラマ「ドラマスペシャル 遺恨あり 明治十三年 最後の仇討」の制作発表記者会見が2月23日、都内で行われ、出演する藤原竜也、吉岡秀隆、小澤征悦、北大路欣也が出席した。

同ドラマは、明治という新時代を目前にした慶応4(1868)年に、九州の山間にある小藩“秋月藩”で、藩の執政・臼井亘理(豊原功補)とその妻が暗殺される事件が発生。両親を襲った惨劇を目の当たりにした息子・六郎(藤原)の心の中に、誰も消すことのできない怒りの火が芽生えていく。だが、鎌倉以来700年の長きにわたり“武士の美徳”とされてきた敵討ちが、明治に入り“殺人罪”という犯罪に変わる。やがて明治13(1880)年に六郎が果たした敵討ちという名の“明確な殺意ある殺人”は、大論争を巻き起こすというストーリー。

主人公・六郎役の藤原は「本当に最高の本と最高の俳優の方たちと、最高の京都という現場で楽しく演じました。なかなかテレビでこういう仕事はないので、本当に代表作になったかなと思います」とあいさつ。

撮影時のエピソードとしては、藤原は「六郎という人物は、すべてを捨てて親の敵を討つために生きていくという残酷で孤独な人物ですが、その一つの思いというか、テンションをキープしながら撮影していくのは大変でした。吉岡さんも判事ということで対峙していかなければならない、欣也さんとはもっと役を越えた、立ち回りをさせてもらい異常なまでの緊張を感じました。小澤さん演じる一瀬を討つためだけに撮影に挑んできて、撮影で初対面の時に、小澤さんに『僕は小澤さんを討つためだけにきょうはやってきました』と言ったら、小澤さんは『じゃあもう殺しちゃう? 今から殺しちゃう?』と軽い口調で言われて(笑)、そういうすてきな先輩に囲まれて幸せです」とエピソードを明かした。

また、きょう2月23日は北大路欣也の68歳の誕生日ということもあり、藤原ら出演者陣からサプライズでケーキのプレゼントが贈られた。思わぬ祝福を受けた北大路は「恐縮です。一体何をするのかなと思ったらこういうことだったのか」と笑顔を見せた。