BSフジで放送中の若者応援バラエティー「青春!イモトの門」。同番組は、芸能養成スクールに通う学生の中から、俳優、アイドル、歌手、芸人などのプロを目指す若者10組12人を選抜し、彼らが奮闘する姿に5カ月間密着するバラエティー。中間発表で7組8名になった候補生には、5カ月目である3月のライブで、会場である東京・表参道GROUNDに100人の観客を集めるという課題が与えられ、観客が100人に満たない場合、パフォーマンスはできない決まりとなっている。今回は、夢の見届け人という立場で候補生の成長を見守ってきたイモトアヤコに、番組への思いを語ってもらった。
――「青春!イモトの門」は、イモトさんにとってBS放送で初の冠番組となったわけですが、話を聞いた時の心境を聞かせてください。
「ちょっと信じられないというか、“えっ、わたしの番組!?”って驚きましたね。MCをしなきゃいけないので、不安の方が大きかったかもしれないです。応援型のバラエティーという内容だったので、頑張ろうと思いました。率直にうれしかったですね! 名前が“イモトの門”ですから!」
――現在、イモトさんが先輩として番組に出演することは、機会として多くないと思うのですが、それに対してはどうですか?
「芸能界ではまだまだ新人なので、後輩と接するという感じが最初はしっくり来なかったです(笑)。でも、候補生の子たちは、テレビに出るのが今回が初めてだったりするので、“お手本にならなきゃな”っていう気持ちはあります。まだ(お手本には)なれていないとは思いますけれども(笑)」
――放送回数を重ねる中で、ご自身に変化はありましたか?
「ロケが多い番組なので、いつもと変わらない感じですけど、候補生の皆さんの成長を日に日に感じるので、逆に自分が追いつかなきゃなって思わされます。びっくりするくらい変わった子とかがいるんですよ! “人ってこんなに変わるんだ!”って感心しました」
――逆に、「もっとこうしたら良いのに…」など、イラっとすることなどはありましたか?
「正直あります! ちょっと努力が足りないかなって男性の候補生には“今まで何やってたの!?”みたいなことを厳しく言っちゃいました。かばったとしてもその子のためにならないですし…。顔はタイプだったんですけどね(笑)。でも私、中身はぐいぐい引っ張ってくれる人が好きなので、“男ならぐいぐい行こうぜ!”っていうイラつきもあってか、ちょっと強めに言っちゃいました(笑)」
――中間発表では、候補生の中から3組の脱落者が出たわけですが、それを近くで見ていて、感じたことを教えてください。
「中間発表では、脱落した人たちがすごく泣いていたんですが、この番組であれだけ涙するくらい悔しい思いができるってことは逆にとてもラッキーだったんじゃないのかなと感じました。また、別の場所で会えたらなと思いますね」
――イモトさんの人気は一気に拡大していった印象がありますが、ご自身で下積み時代から変わったと感じるところはありますか?
「やっぱ、最初よりはビビリにはなっていますね。最初の方はもっと、“何でも来い!”って感じだったのが、今は結構けがのことを考えちゃうんです(笑)。昔は、“腕一本くらい折ってもいいか”って思っていたんですけど、今は“これやったら、肩イクんじゃないかな?”とか考えてしまっています。その辺は変わっちゃいましたね」
――…でも、結局いくんですよね?
「そう!どっちみち、いくんです(笑)。でも、経験を積むと、勘が働くっていうか、“これ、危ないな”って思った時って本当に危ないことが起きるんですよ! そういう時は、自分の直感を信じて、シミュレーションを頼むようにしています」
――イモトさんがスクール生だったころ、どんなことを考えながらスクールに通われていましたか?
「19歳で(スクールに)入って、同時に大学生でもあったんですけど、大学の友達は就活をしていて、でもわたしは一切そんなことは考えず…(笑)。思い込みが激しいのかもしれないんですけど、“大丈夫!”っていう思いがあったので、良い風にしか考えていなかったですね(笑)」
――では、最後に3月13日(日)にライブを控えている候補生へ、メッセージと番組の見どころをお願いします。
「いよいよ本番を残すところだと思いますが、30分のライブに100人のお客さんを呼ぶって、すごい難しいことなので、苦戦していると思います。この番組がすべてじゃないですが、ライブまでは何がなんでもっていう気持ちでパフォーマンスに向けて頑張って欲しいなと思います。そして、これを見ていただいている方にも、候補生が不可能に近いことに挑戦していることを理解してほしいですし、全員がパフォーマンスできるか分からないですが、できたら、“できたんだ!! すごい!!”と思っていただけたらうれしいです」
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