「いじめられた子どもたちが“逃げっぱなし”にならないように」ライセンス藤原、いじめ体験を基に絵本制作を進行中<インタビュー>

2019/09/26 18:30 配信

芸能一般

50歳に向けて、どういう人生を送るかが重要。少なくとも、面白い漫才をしていたい


【写真を見る】「50代になった時に、面白い漫才をしていたい」。“お笑いコンビ・ライセンス”としての今後のビジョンを語る藤原一裕


――テレビのお話も伺いたいのですが、ライセンスがMCを務める「ワケあり!レッドゾーン」(日本テレビ系)は、今年で放送6年目。今や深夜の長寿番組ですね。

藤原一裕:始まったときは、1クールも続かないと思ってたんですけど(笑)、ありがたいことに6年も続いて。世の中にはこんなにも、訳の分からないことを愛し、夢中になっている人がいるんだなって、つくづく感じます。人生を楽しんではる人ばっかりなので、うらやましくなりますよね。室外機に興味を持てたなら、そりゃ外歩いていても楽しいだろうなって。そこら中、好きなものだらけなんやから(笑)。まぁ立場上、たまに変人扱いしてイジったりもしてますけど(笑)。

――ライセンスとしての今後の展望は?

藤原:僕も相方(井本貴史)も40代になった今、ライセンスにとっては微妙な時期やと思ってるんですね。めちゃめちゃおっさんというわけでもないけど、確実におっさんに片足突っ込んでる(笑)僕らの漫才って、ちょっと微妙やなって。なんか中途半端なんですよ、ハゲるならハゲるで全然いいのに(笑)。だから、これからライセンスがどうなっていくんやろうっていうのは楽しみ半分、不安半分というのが正直なところで。ただ、少なくとも50代になった時に、面白い漫才をしていたいと思うんで、この先50歳に向けて、どういう人生を送るかが重要なのかなと。

10年くらい前、ライセンスを追い掛けてくれていた女子高校生も、きっと今は大人になって、結婚したり、子どもができたりしてますよね。そんな彼女たちが40になった時、50になった僕らの漫才を見に来て、「私が追い掛けていた人たちが、こんなおじさんになったんだ」っていう日が、いつか絶対に来ると思うんです。そこは、すごく楽しみにしてるんですけど。

――落胆の意味での「こんなおじさん」でもいいんですか?(笑)

藤原:落胆でも、笑えたらOKです。ただひたすら落胆されたら、さすがに傷付くかもしれませんけど(笑)。

――最後に、改めて絵本「ゲロはいちゃったよ」のPRをお願いします。

藤原:とにかく一度、クラウドファンディングのサイトを見てください。ほんの1、2分で済みますので、ストーリーを読んでもらうだけでも、ぜひ。そして、志に賛同してくださった方は、500円から支援を募っていますので、ぜひお願いします。さっきは「話題になるだけで十分」と言いましたが、やっぱり支援してくださることが一番ありがたいので(笑)。