田中れいな、マイクに乗せるコツは“子音”を強く! 「赤毛のアン」から新曲披露のワンマンライブへ

2019/09/26 07:00 配信

アイドル

全国ツアーミュージカル「赤毛のアン」を終えた田中れいなより、公演を振り返るメッセージが到着! 10月5日(土)、6日(日)にはワンマンライブを開催する

珍しく歌で苦戦。初日は早替えでピンチに


――ミュージカル「赤毛のアン」全公演を終えての感想をお願いします。

田中れいな:すごく楽しかったです! 「赤毛のアン」に出演させていただけたことは非常に良い経験になりましたし、2019年の夏は、私にとって大切で楽しい思い出ができたなぁと思います!

全国各地を回らせていただいたのも久しぶりでしたし、各地でおいしいものを食べ歩くっていう経験も、今まではなかなかできなかったし、何より、家族連れのお客さんとも触れ合える機会がそんなになかったので、全てが新鮮で、毎日刺激的でした!

――「赤毛のアン」は今まで経験されてきたハロー!プロジェクトのミュージカル、2.5次元系のミュージカルとは違う作品だったと思います。今回のアン役を通して得た経験、新しくつかんだものとは何でしょう?

田中:「赤毛のアン」で今まで出演させていただいたミュージカルと違うなと思うのは、“歌”でした。

言葉で説明するのは難しいのですが、自分の中で「え、ここからそこにいく!?」みたいなメロディーが多々あって、なかなか覚えられなかったです。歌を覚えるのは早い方なのですが、今回は苦戦しました…。

でも、よりミュージカルの歌い方をちゃんと学べたかなって思いますし、他の役者さんを見て、「こんな表現方法もあるのか!」と学べた部分がたくさんありました!

――歌唱指導の山口秀也さん、マシュー役の越智則英さんといった、日本ミュージカル界の第一線で活躍されている方々に囲まれての主演でした。歌の面で改めて思ったことや自身の身になったこと、また、頂いた言葉はありますか?

田中:他の出演者の方々は、マイクがなくても声が会場に響き渡るほど声量があって、不安に感じていたときに、歌唱指導でバリー夫人役の染谷妃波さんから、稽古場で、「声量で勝とうと頑張っても喉をつぶすだけだから、そういうときは子音を強めに出すと、マイクに乗せたときに聞こえやすくなるからやってみて」って言われたことは、すごく勉強になりました!

他には、マリラ役の旺なつきさんの歌は何回聴いても心に響くので、どこにアクセント付けて、どこに気持ちを込めてるのか研究したくて、リハーサルは毎回舞台袖から聴いてました!

どこが自分と違うのか確かめたかったので、一緒に口ずさみながらリハーサルを見てました!(笑)

――公演中、特に印象的だったこと。また、何かハプニングに見舞われたり、焦った出来事などはありましたか?

田中:大きなハプニングは特になく、毎公演、楽しく落ち着いてできたかなと思いますね! でも初日に一番焦ったのは、アンって公演中に何着も衣装とかつらを替えなきゃいけなくて、1箇所、体感では20秒ぐらいの早替えがあるのですが、初日にかつらがなかなか外れず…。

「あぁ。初日なのに終わった、、、出番に間に合わない…」って諦めたぐらい、スムーズにいかないときがありました。

なんとか間に合いましたけど、変な汗かきました。…ってこれ、完全に裏話ですね(笑)。

――ツアー各地でおいしいご飯を食べまくったようですが、「これはおいしい!」「みんなにもお勧めしたい!」と思ったグルメがあれば教えてください。

田中:大阪で行った焼肉屋さんです! 「大阪で焼肉?」って思われるかもしれませんが(笑)。

私のSNSでも「オススメだよー」って載せたんですけど、そこのすき焼き風のしゃぶしゃぶ肉が激うまで!

口に入れた瞬間、「あ。おいしいもの食べて幸せって思うのって、こういうことだな」って思ったぐらい感動しました!

大げさに聞こえるかもですが、本当に皆さんにも味わってほしいです!!

※山口秀也氏の「秀」は「王へんに秀」が正式表記