ハロー!プロジェクトに所属するアンジュルムが、パシフィコ横浜 国立大ホールにてコンサート「アンジュルム 2019秋 Next Page〜勝田里奈卒業スペシャル~」を行った。
本公演をもって2011年にグループに加入した勝田里奈が卒業。ソールドアウトとなった会場には約4000人のファンが訪れ、全国26カ所のライブビューイングや生配信も行われ、勝田の卒業を祝福した。
勝田は2009年にハロプロエッグ(現ハロプロ研修生)に加入し、ハロー!プロジェクトのメンバーとしての活動をスタート。
2011年8月にはスマイレージ(現アンジュルム)のサブメンバーなり、同年10月には竹内朱莉、中西香菜、田村芽実(卒業)と共に、2期メンバーとして正式加入。以後、約8年間にわたってアイドル人生を歩んできた。
今後は、自身の夢であったファッション関係の仕事を中心に芸能活動を継続していくという。
コンサートは、勝田のメンバーカラーであるオレンジのペンライトに彩られ、“りなぷー”コールの大合唱で開幕。ライブは最新のアルバム楽曲「いとし いとしと Say My Heart」でスタートすると、その後は「次々続々」「赤いイヤホン」「泣けないぜ…共感詐欺」といった、彼女たちのライブでは欠かせないキラーチューンを連発。冒頭から会場のボルテージは最高潮へ到達する。
その後のMCでリーダーの竹内朱莉があいさつを噛んでしまうなどのハプニング(!?)はあったものの、次曲「人生、すなわちパンタ・レイ」のセリフを勝田が言い出すと、会場はさらにヒートアップ。メンバーもダンスと歌、笑顔で、ファンの声援に応えていた。
その後のMCでは、2期3人が最後のメンバートークを展開。“今まで言っていなかったこと”をテーマに、「マネジャーさんのことを鍵閉めて閉じ込めた」(中西)などのスマイレージ時代の思い出話で会場を沸かせていた。
また、ここまでメンバーが着ていた黒いドレスは、衣装のミーティングに参加した際の勝田の意見が取り入れられていることも告げられ、リーダーの竹内も「最&高」と大絶賛。会場からも拍手が送られていた。
新旧楽曲を取りそろえたメドレーのラストでは、2期の3人が「旅立ちの春が来た」を披露。約8年間、共に支え合い切磋琢磨してきた勝田の門出を祝う楽曲には、多くのファンが涙する一幕も。
そのしっとり雰囲気のまま、メンバーは「交差点」を歌いだす。同曲は6月に行われた前リーダーである和田彩花の卒業公演でも披露し、今回卒業する勝田を含め多くのメンバーが涙した楽曲。
リーダー・竹内の涙を皮切りに、次々とメンバーの涙腺が決壊していき、最後のMCで勝田は「カオスだった(笑)」と、笑顔でその光景を思い返していた。
ラストは「46億年LOVE」を歌い上げ、アンジュルムらしい力強さを誇示して本編が終了。
ステージが暗転すると再びオレンジ色に会場が染まり、ここから約5分の“りなぷー”コールが巻き起こる。その期待に応えるかのように勝田が登場。彼女のソロ曲「とっておきのオシャレをして」(11月20日発売のニューシングルに収録/先行配信中)がライブで初披露され、披露後には勝田から会場へむけた言葉が語られた。
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