あいさつの後に勝田卒業後の新体制による最新シングル「私を創るのは私」も披露され、メンバーから今日の感想と勝田への感謝の言葉が一人一人の口から語られた。
「このツアーでたくさん先輩方に迷惑をかけてしまって申し訳ない気持ちでいっぱいなんですけど。そんな中でも勝田さんが笑顔で話しかけてくれて感謝の気持ちでいっぱいです」と、加入したばかりの橋迫鈴が涙を見せると、伊勢鈴蘭は「勝田さんはメンバー思いで、本当に強い女性」と語り、太田遥香は「私の人生の中で勝田さんっていう存在に出会えて、本当にうれしい」とコメント。
サブリーダーの川村文乃は「私がサブリーダーになったと発表されたときに『今まで通りでいいんだよ』と勝田さんに声を掛けてもらって、肩の荷が下りることが何度もあった」と話し、船木結は「一人っ子なのでお姉さんに甘えるみたいなのは得意じゃないんですけど、勝田さんは自ら近い距離に来て寄り添ってくれた。あと、勝田さんは誰よりもアンジュルム愛が強い」、笠原桃奈は「私が弱音を吐いたときは包んでくれる。和田さんに引き続き、勝田さんという大人っぽいメンバーが卒業されるので、私が絶対に大人っぽくなります！」と決意表明していた。
コメント前から涙にくれていた上國料萌衣は、勝田の強さを見習いたいとしつつ「卒業しても遊びにいきます」と声を掛け、佐々木莉佳子は「たくさんの時間を過ごしてくれて本当によかったです。これから、自分にできることを精一杯やっていきます」と語り、室田瑞希は「先輩方の中に勝田さんがいることが、自分の中で大きかった」とそれぞれ勝田への感謝の気持ちを伝えていた。
そして、同期2人からのメッセージも。中西は勝田に助けられた部分を振り返りつつ「早い時期に2期メンには相談があったんですけど、メンバー全員に発表するときに後輩の子たちと同じくらい泣いてしまいました。寂しいんですけど、これからも頑張っていきたい。今まで本当にありがとう」とコメント。
リーダーの竹内朱莉は「りなぷーとはもう11年ぐらいの仲。めちゃくちゃ仲が良いってわけじゃなかったけど、ずっとセットで何かすることが多くて、今では人生の中で一番一緒にいた時間が長いのがりなぷーなんだなあという感じ。私がリーダーになってからの3カ月、本当にたくさんの話を聞いてもらいました。本当に感謝です」と同期への思いを吐露していた。
終演後、忙しいにも関わらず取材陣の質問に応えてくれた勝田は「アイドルは今日で終了です。悔いはありません！」と笑顔を見せ、今後は自身が編集長を務めたムック本で取り扱っている“Petunia”というブランドを本格的なものにしたい、アンジュルムの衣装も決めてみたいなどといった、新しい目標を告白。
また、自身が卒業セレモニー時に着ていた衣装に関しては「今までの卒業公演で卒業する方が着ていた衣装とは違う形にしたく、自分でイメージしました」と語り、「(卒業後は)いろんな色に染まっていきたいという思いから、いろんな色を衣装に使ってみました。大人っぽい雰囲気も出したく、今回のような衣装になりました」と明かした。
取材・文＝宮澤祐介
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