加弥乃「演じることの楽しさを知ってしまった」子役からAKB48初期メンバーを経て、貫く女優としての思い【「相棒 season18」テレビ朝日開局60周年記念スペシャル】

2019/10/08 08:40 配信

ドラマ

女優にはずっとこだわりがあった


「相棒 season18」テレビ朝日開局60周年記念スペシャルに出演する加弥乃 撮影=田中隆信


―2007年には女優としての活動を再開するため、AKB48をご卒業されました。“女優“にはやはり強いこだわりがあったのでしょうか。

加弥乃:はい。AKB48でテレビ電話のCMに出演させてもらった時も、秋元さんと会話をするという設定だったのですが「将来の夢は?」と聞かれて「ハリウッド女優です」って答えていました。それがセリフなのか私自身の言葉なのかは忘れちゃったんですけど、小学生の頃からそういう気持ちがあったのかもしれないですね。

―女優としてこれまでにいろんな作品に出られていますが、その中でターニングポイントとなった作品は?

加弥乃:「チョコミミ」(2007年-2008年テレビ東京)というドラマです。2クール放送された連ドラで、主演で主題歌も歌わせてもらったり、本当にたくさんのことを経験できたので大事な作品になりました。それと「愛讐のロメラ」(2008年フジテレビ系)という作品も、主人公の少女時代を演じさせてもらったので思い入れの強い作品です。この二つのおかげでセリフ量や出番が多くても尻込みすることがなく臨めましたし、演じることの楽しさを知ってしまいましたね。

―女優として再始動した時期にいい作品に出会えましたね。

加弥乃:はい。あと、比較的最近の作品だと「連続ドラマW『北斗 -ある殺人者の回心-』」(2017年、WOWOW)ですね。役の視点で考えることができて、自分自身の芝居というものを変えることができた作品に出会えました。

また映画「傷だらけの悪魔」(2017年)も、これまでに出演した作品とはテイストが違っていて、金髪にしたり、容姿が違うということもありますけど、新しい自分に出会った感じがしました。街で声をかけてくださる方もいらっしゃったり。

今後もジャンルとか役にとらわれず、色々なことに挑戦して樹木希林さんのように女優を長く続けたいです。そのためには一つ一つの作品を丁寧に真摯に取り組んでいきたいと思っています。

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