加弥乃「演じることの楽しさを知ってしまった」子役からAKB48初期メンバーを経て、貫く女優としての思い【「相棒 season18」テレビ朝日開局60周年記念スペシャル】

2019/10/08 08:40 配信

ドラマ

「相棒」のロケ現場で得たこと


「相棒 season18」テレビ朝日開局60周年記念スペシャル(C)テレビ朝日


―そう考えると、今回の「相棒 season18」の初回スペシャルも大きな作品になりそうですね。撮影現場でお会いした水谷豊さん、反町隆史さんの印象はどうでしたか?

加弥乃:水谷さんはキャストの方やスタッフさん全員と毎日握手かグータッチをされていて、私も撮影の時は毎日していただいてたのですが、その時々で握手の時とグータッチの時があるんです。一度タイミングが合わず、水谷さんが握手をしようとしたのに私がグーを出してしまって、拳を手のひらで包まれちゃいました(笑)。水谷さんはいつも優しく両手で私たちに握手してくださって、現場がとても和やかな雰囲気に包まれました。

あと、今回の役が橘禾怜(たちばなかれん)という名前で“ハナ”と呼ばれている子なので、スタッフさんたちも現場では“ハナさん”って呼んでくださるんです。でも、水谷さんには“加弥乃ちゃん”って呼んでいただいて感動しました。役名もその現場でしかないものなのでうれしいんですけど、名前を呼んでいただけるのもやっぱりうれしいなって(笑)。

―そんなふうに水谷さんはみなさんとコミュニケーションを取られてるんですね。

加弥乃:そうなんです。反町さんはロケ先で走ってらっしゃると聞いて、ストイックな感じがかっこいいなと思いました。私も影響を受けて、ロケ現場の洞爺湖の周りを少し走ってみました。

船越英一郎さんが「相棒」シリーズ初出演ということも話題となっていますが。

加弥乃:船越さんはすごく面白い方で、楽しい会話をたくさんさせていただきました。水谷さんと反町さんもそうなんですけど、ロケ先の現地の方々にもお声をかけられたり、その言葉もチャーミングで素敵だなと思いました。

―学ぶところがたくさんあった感じですね。

加弥乃:はい、水谷さん、反町さん、船越さんのような素敵な俳優さんになれるように頑張りたいなと思いましたし、演技以外の部分でも、周りの方とのコミュニケーションの取り方とかもすごく勉強になりました。一生心に残る現場になりました。

―最後に、加弥乃さんから見た「相棒」シリーズの魅力と読者へのメッセージをお願いします。

加弥乃:「相棒」シリーズはただ事件を解決するだけじゃなくて、事件を解決する上で右京さんの暖かさが感じられるところも魅力です。今年で20年目、右京さんと冠城さんとのタッグも5年目。私も水谷さん、反町さん、船越さんと共演させていただき、とても素晴らしい時間を過ごすことができました。ぜひ10月9日の放送を楽しみにしていただければと思います。

取材・文=田中隆信

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