ゲストの3人が自由気ままにトークする「ボクらの時代」(フジテレビ系)。9月29日の放送回に、それぞれが長年劇団を主宰している佐藤B作、柄本明、三宅裕司が登場。芝居と暮らしの両立が難しいという話題から、演劇と観客の関係性を語った。
三宅は劇団と生活の両立を解決すべく、自身が売れてお金が入るようになった時に劇団員を給料制にしたことがあると告白。
しかし「みんなバイト辞めさせてレッスンして、どんどんレベルを上げようと思ったんですけど、上がんないんですよ。ハングリー精神がなくなっちゃって」と、うまくいかなかったという。
柄本も「お金とそういう問題って比例しないんだよな。どっちかというと反比例」とコメントする。
また、柄本は「劇団で一人スターが生まれたりなんかすると、そこもいろいろ崩れるものがある」とポツリ。これを聞いた佐藤も「うち(の劇団)も山口良一が先に“欽ドン!”で売れてさ、お客は増えるんだけども、テレビの客で演劇の客じゃないから、多くはなるんだけど質は下がる。こんなこと言っちゃ申し訳ないんだけどね」と柄本の考えに賛同した。
これに三宅も「最初にどうやって雰囲気を作るかで芝居を作っていく。出てきただけで拍手はちょっと違う」と理解を示し、柄本は「お客さんはどこかで見ていただくので、ありがたい存在ではあるんだけど、同時に敵でもある」ときっぱり。
佐藤も「俺も敵だと思ってる。どうやって笑わそうかと」と持論を展開した。
次回は内田也哉子とYOU、是枝裕和が登場する。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)