主人公がBAD(=悪)を冠する名前、善と悪というテーマ性や、劇中に繰り返し登場するタバコの描写、さらにはセリフの多さなど、通常の宝塚のショーと比べて“異色”と称される本作。
宇月は「この時代だからこそ狙っていた」と思いを口にし、美弥も「いまの時代、やってはいけないことが多すぎるけど、それが私たちの可能性を狭めてるんじゃないか?という思いで生み出された作品。はみ出して生きていくところに実は、真実があったりするんじゃないか、と」と作品に込められた意図を語る。
一方、当時月組組長として同公演に臨んだ憧花は「これまでと違う、新しいものを生み出す苦労も多かったし、組長としてみんなの体調や気持ちを思いやっていくという大変な部分も多かったんです。でも改めて見てみると、みんなで乗り越えなくちゃいけない、必要なことだったと思えたし、客観的に見て面白かったです」と充実の表情を見せた。
ちなみに3人が口をそろえて推奨する本作の見方は「最初に副音声なしで見て、次に副音声付きで見て、3度目はもう一度、副音声なしで」とのこと。
憧花は「私が宝塚のファンだった時代に、この副音声解説があれば…」と羨望まじりに語りつつ「とめどなくしゃべり続けてますが、かなり裏話を話してます!」と宣言。
宇月は「お芝居色が強いショーだからこそ、映像でピックアップしていただいているひとりひとりの表情や小道具の使い方が楽しめると思います」とポイントを伝授する。
美弥は「3度目に見る時は、私たちの副音声を思い出しつつ、『プっ』と笑いながら楽しんで見てもらえたら!」と笑顔で語った。
この「宝塚への招待」と同日放送の「宝塚プルミエール」も「美弥るりか 退団スペシャル」。撮り下ろしロケ企画で、美弥と宇月が猫カフェを訪ねている。こちらも併せて注目だ。
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