第1話の冒頭で陶芸に打ち込んでいたのは、物語の先に待つ、女性陶芸家として独立した30代の喜美子。主演の戸田は、女性陶芸家を演じるため、クランクインまでに約3カ月間にわたって陶芸の稽古を行った。
稽古では、粘土の中に含まれる空気を抜くための“土練り”の作業や、ロクロを使い小さなカップや茶わんを作る練習にも取り組んだという。
さらに、器の底にある高台の部分を作るための“削り”や“絵付け”、陶器の表面を覆うガラス質の部分を生成する“釉薬(ゆうやく)”のかけ方も学び、陶芸に関する多くの工程を習得した。
作陶指導の担当者は、「高い集中力で着実に技術を習得していく戸田さんの姿に感動する毎日だった」と語っており、さらに戸田が粘土を扱う際の指先の繊細さや勘の良さを見て、陶芸家としての才能を感じたという。
陶芸の稽古を振り返り、戸田は土を練る作業について「力がなかなかついていかなくて…」と振り返り、「陶芸が“男の世界”といわれる理由が分かりました」とコメント。
また、土練りの中でも粘土を片方の手で押し、もう片方の手でねじりながら回転させていく“菊(きく)練り”と呼ばれる技法には苦戦したそうで「男性でも菊練りの後には息切れするぐらい力がいるんですよね」と明かし、「元々の私の体重では十分ではなかったので、陶芸家としての説得力を持たせるために、体重を増やしました」と語った。
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