松岡茉優がクラシック音楽祭に登壇! 主演映画の演奏シーンを松下奈緒が称賛

2019/09/29 07:10 配信

映画

10月4日(金)公開の映画「蜜蜂と遠雷」のピアニスト役で主演を務める松岡茉優がクラシック音楽祭に登壇。総合司会の松下奈緒と共にトークを繰り広げた※提供写真


松岡は会場を埋め尽くすクラシックファンの前に現れると「クラシック音楽のフェスは初めて参加させていただきました。お呼びいただき非常にうれしいです!」と笑顔であいさつ。

司会の松下も本作を鑑賞したと言い、「松岡さん演じる亜夜のプロコの演奏シーンは圧巻で本当に感動しました。松坂さんをはじめとする他のキャストの方々も演奏している姿が、練習が大変だったと思うぐらいリアルでびっくりしました」と絶賛。

「音楽ファンの方もたまらない映画だと思います。コンクールの様子などまるでドキュメンタリーを見ているかのようでした」とコメントした。

それに対して、松岡は「音楽家の方にそういっていただけて本当に光栄です。プロコは劇中で一番大事な演奏シーンでしたし、私の中でも本当に大切な曲で、ステージ裏で聴いていたのですが感動しました」とうれしそうに語った。

さらに、原作や映画にも登場するオリジナル楽曲「春と修羅」の話に移ると、松岡は「プロコもそうですが、過去の演奏や弾き方などネットで見ることができますが『春と修羅』はオリジナルの楽曲なので、どうアプローチをするかなどサンプルがないので大変でした」と回想。

「ピアノには“弾く”の“その先”があるんだなと感じました」と松岡茉優※提供写真


また、「先ほどの藤田真央さんもそうですが、世界で活躍するピアニストの方々がこの『春と修羅』を弾いているんですけど、音の始まりも音の盛り上がりもピアニストの方によって全然違うんです。私が演じた亜夜のピアノ演奏を担当されたのは河村尚子さんなのですが、他のお三方の音と比べても全然違う」と撮影中のエピソードを披露。

続けて「ピアノには“弾く”の“その先”があるんだなと感じました。私もお芝居をやっている以上、“芝居”の“その先”を目指してやっているので、まったく違う“その先”というものがあるんだと『春と修羅』を撮影中に聴いて思いました」と語った。

松下は「一口に音楽と言ってもいろいろな演奏方法があって、いろいろな音や表現があって、まさにこの映画にはそういった表現が詰まった作品だなと感じました」と称賛。

最後に、松岡は「クラシックに愚直に向き合った作品です。とにかく音にこだわっていてコンサートに来たかのような臨場感を味わえる作品です。是非劇場へ足を運んでいただきたいです」と会場のクラシックファンに向かって、作品をアピールした。

関連番組