浜崎香帆、誰もが認める真面目さも“個性”「私はこのままでもいいんだ」<TPD×TTV連載(3)前編>

2019/10/01 06:00 配信

アイドル インタビュー

東京パフォーマンスドールのサブリーダー・浜崎香帆にインタビューを行った撮影=永田正雄


――オーディションを受けたきっかけは?

もともと芸能界に入りたくて、小学6年生くらいから色々なオーディションを受け続けてきたんです。でも全然受からなかったんですよ(笑)。

中学3年生の春ごろになって、もう高校受験もあるし、これが最後かなという感じでオーディションを探していた時に母がソニーミュージックのサイトで「こういうオーディションあるけど受けてみる?」って言ってくれて。

自分の中では、最後という気持ちで受けてみようかなと思って応募しました。

――お母さんは応援してくれていたんですね?

昔から、ずっと賛成してくれていました。「こういうボイトレあるけどやってみる?」とか「ダンス習ってみた方がいいんじゃない」って。私は勉強が本当にできなかったんです。

よく「頭良さそうだね」って言われるんですけど、小学5年生で諦めたんです。私自身がそうでしたし、母も諦めたらしいんです。

「あ、この子は芸の方で押した方がいいんだな」って(笑)。当時、直接言われたことはなかったですけど、今になってそう思っていたということを知りました。

――オーディションはどんな感じだったんですか?

最初はソロ希望だったんです。AKB48さんやモーニング娘。さんはもともと見ていたし、かわいいなと思っていたんですけど、私はアイドルっていうタイプじゃないなと。

だから、アイドルという選択肢は全くなかったんです。自分でもびっくりするぐらいいい感じでオーディションが進んでいって、福岡の二次審査ぐらいの時に審査員の方から「アイドルとかってどうですか」って聞かれたので、何も考えずにパッと「あ、やれるならやってみたいです」って答えましたね。

――そもそも、芸能界に憧れたきっかけは?

私が住んでいた市の童謡コンクールに友達が出ていて、その子から「香帆ちゃんもやってみない?」みたいな感じで誘われたんです。その時に、ステージに立って一人で歌うことって楽しいんだなって思いました。

――8月のソロイベント「かほと夏休み」で流れた貴重映像の頃ですね?

そうです! あの頃だったと思います。そこで優勝したりして、歌に自信がついたということはありますね。

――人前で何かを発表するということは平気だったんですか?

当時からあがり症でした(笑)。普段人と接する時も、めちゃくちゃ人見知りだったんですよ。極度の恥ずかしがり屋。

でも、学校でのスピーチとか習い事の発表会とかはとても好きで。不思議なんですけど、人前に立って何かを発表するということは昔から好きだったんです。

――あがり症だけど、スイッチが入る感じ?

そうなのかもしれません。今もライブの前とかは緊張しますけど、その緊張感は別に嫌いじゃないです。舞台袖にいる時が一番ヤバいかも。

――他のメンバーも同じ感じですか?

みんなで「ヤバい、ヤバい、ヤバい」って言っています(笑)。ワチャワチャしていないと、もっと緊張しちゃうんですよ。

――ライブ前のファンの方の声援は聞こえているんですか?

もちろん聞こえています。(舞台袖で)「香帆ちゃ~ん!」って呼ばれたら「は~い!」って返事していますよ(笑)。それぐらいの気持ちでいないとリラックスできないです。