昨年に続き、二度目の金田一耕助を演じさせていただけること、大変光栄に思います。先日特別PR映像の撮影でおよそ9カ月ぶりに役衣装に袖を通したのですが、その途端、まるで昨日のことのように昨年の撮影が思い出され、自分でも驚くほどすんなりと金田一耕助に入り込むことができました。
前回と同じチームで撮影に臨むこともあり、その姿を見たスタッフから「おぉ」と感激の声が漏れたのも印象的でした。よれよれのチューリップハットから溢(あふ)れる不潔な長髪、破れた袴(はかま)、下駄の音。我ながら“奴”が帰ってくると興奮し、作品への期待が一層強まって、すでに絶対に面白くなると確信しております。
「犬神家の一族」の次は「悪魔の手毬唄」。今作も奇怪な殺人事件が次々に起こり、その深い謎に金田一が迫ります。「悪魔の手毬唄」ははっきり言って前作以上にすさまじいです。この物語を知っている人も知らない人も、この手毬唄を聞けば、鳥肌立つこと間違いなしです。寒さに震える夜に、怨念渦巻く恐怖のミステリーを今年もどうぞ!
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)