数々のディズニー楽曲を生み出すアラン・メンケン、作曲の秘訣を語る「その瞬間の、そのキャラクターだけの音楽を探す」

2019/10/02 10:00 配信

映画

「アラジン」劇中で新曲「スピーチレス~心の声」を歌うナオミ・スコット (c)2019 Disney

10月9日(水)にMovieNEXにて発売される映画「アラジン」の楽曲を担当した巨匠、アラン・メンケンのインタビュー映像が公開された。

今回解禁となった映像では、自身のキャリアを振り返るとともに、新曲の「スピーチレス~心の声」への想いを生演奏と共に語っている。

新曲「スピーチレス~心の声」への想い


アラジン」のアニメーション版に引き続き、今回実写版の音楽も手掛けたメンケン。完成した本作について「本当にすばらしかった」と喜びの声をあげた。

また、本作のために、新たに手掛けられた「スピーチレス~心の声」は、ヒロイン・ジャスミンのさまざまな心の葛藤を描いた楽曲である。

メンケンはこの楽曲に関して、「全体的な曲のトーンは力強さを表していて、バラードだけど強い力を持っている」と説明。「物語全体の雰囲気と親和性を目指した。この短調が物語にとても合う」と、実際に演奏を披露しながら語っていく。

作曲の秘訣は?


ディズニーのさまざまな作品で楽曲を担当しているメンケンは、自身の30年に渡るキャリアを振り返り「作曲家としては変わっていないと思う。私は物語やキャラクターから音楽を作る。変わったことがあるとすれば上達していることだと思う」と話す。

そして、あくまで音楽は"脇役"とし、キャラクターを自分に宿らせることが作曲の秘訣だと語った。

インスピレーションはどこからくるのか聞かれると「物語の世界からヒントを得る。物語を面白く伝える方法を模索するんだ。その瞬間の、そのキャラクターだけの音楽を探す」と答えた。続けて、「私は自問自答をし尽くしてからでないと、ピアノに手を近づけないようにしている」と、自身の作曲スタイルを明かした。

最後に、MovieNEXの発売を楽しみにしているファンへ向けて、「『アラジン』をぜひ楽しんでください!愛すべき物語はそのままに、全く新しい世界が広がっています」とメッセージを送った。