OKAMOTO'Sのギタリスト・オカモトコウキが、初のソロアルバム『GIRL』を10月23日(水)にリリースする。
OKAMOTO'Sの中でもかねてから独自の楽曲センスが評価され、バンドのアルバムでは毎回ボーカル曲を収録し、ファンからも人気を博していたオカモトコウキ。
ことしバンドがデビュー10周年を迎え、一つの区切りである東京・日本武道館でのワンマンライブを無事成功させた中、コウキは10年に及ぶ自身の音楽活動の集大成となるようなソロアルバムを作ることを決意した。
今回のアルバムでは、作詞作曲はもちろんのこと、ギタリストのソロアルバムとしては珍しくドラム、ベース、ギター、キーボードなど、すべての楽器とプロデュースを自ら担当。完全に一人きりで制作した、正真正銘の「ソロ」アルバムとなっている。
本作には、まさに“オカモトコウキ曲”とも言えそうな洗練されたシティポップ「LETTER」や「TEENAGER」、自身のルーツの一つであるUKロックの要素をふんだんに盛り込んだ「I GOT LOVE」や「それはマジック」といったナンバーが収録。
さらに、OKAMOTO'Sのアルバム『NO MORE MUSIC』(2017年)に収録された「時差」のセルフカバーバージョン「石鹸」など、1年以上かけて制作された幅広い楽曲が12曲集まった。
作曲から録音までを一人きりで作業したこともあってか、まさに自身の10年間の総決算となりつつも、一人のソングライターとして新たなスタートを切った一枚と言えそうだ。
また、マスタリングはユニコーンのキーボード・ABEDONが担当。ABEDONこだわりのマスタリング工程によって、ビンテージ感が溢れながらも抜けが良く、ダイナミックな仕上がりになっている。
そして、本作収録の「LETTER」が、各サイトで10月1日(火)より先行配信がスタート。同時に開設された特設サイトでは、コウキのロングインタビューも公開されているので、そちらもチェックしてみよう。
今回のソロアルバムリリースについて、コウキは「(OKAMOTO'Sとしてリリースしたアルバム)『OPERA』『NO MORE MUSIC』『BOY』はある意味、青年期から大人になる境目で揺れ動く90’S TOKYO BOYSの心情をそのまま表したような作品群でしたが、バンドも10周年を迎え、それらのアルバムを出したことで一つのタームが終わったという感じがしています。
次のアルバムは大人の音楽家として、じっくりと考えて、計算高く、それでいて衝動的に、バンドを代表するような新しい作品を作りたいな、と漫然と思っております。とにかくまったく新しい季節が来る予感があるのです。令和にもなりましたし。
しかし、その前に個人的には、自分の10年分の積年のメランコリックさと女々しさと、音楽的衝動みたいなものを残らずすべて吐き出さなくては前に進めないような気がいたしましたので、一人きりでアルバムを作ることにしました。最後のひとあがきと言ってもいいのかもしれません。
すべての楽器を演奏し、歌唱し、一人きりで作ったアルバムは、あまりに自分そのものなので、自分で聴くと『キミ、そんなだったのか~』って感じでめっちゃ奇妙です。しかし、すごく自信作でもあります。どうぞ、よろしくお願いします」とコメントを寄せた。
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