EMPiRE「刺激的なグループでありたい」―新体制からの半年とこれからを語る<インタビュー>

2019/11/12 17:19 配信

アイドル

MiDORiKO EMPiRE撮影=星野耕作


――「RiGHT NOW」のミュージックビデオの撮影はいかがでしたか?

MAYU:暗い廃工場で、火に囲まれている中で撮りました。前で火が燃やされていて、後ろはファイアーパフォーマンスの方が火の棒を振り回している中でダンスをして、内から湧き出る闘志を表現しているMVになっています。

MAHO:黒の衣装がめちゃくちゃ映える映像になったなって思います。暗い中で、私たちも真っ黒の衣装で踊り狂うみたいな感じはめちゃくちゃかっこいいなって。

MAHO EMPiRE撮影=星野耕作


MAYU:燃料が入った棒を振り回したりとか火の輪をくぐったりしたんですけど「化学繊維だから燃えたら皮膚に張り付くよ」って言われたりして(笑)。衣装をビチョビチョに濡らして撮りました。

――過酷な環境ですね。 火の中で踊るのは怖かったですか?

MiDORiKO:怖かったです...。

YU-Ki:どりちゃん(MiDORiKO)が一番怖がってました(笑)。

MiDORiKO:火がすごく苦手なんですよ。ライターですら無理なタイプで。それなのに火の棒を振り回すとか、火の輪をくぐるって言われて、ビビりすぎて脳貧血になりました。

YU-Ki:逆境に立ち向かったんだよね(笑)。

MiDORiKO:はい...。

MiKiNA EMPiRE撮影=星野耕作


MiKiNA:今までのミュージックビデオは全体のカットが多かったんですけど、今回は個人カットが多くて、表情にすごく気を使いました。

――過酷な環境で常にかっこいい表情を作らないといけないんですね。

MiKiNA:そうですね。かっこよくいたい気持ちはあったんですけど、火の輪をくぐる時とか何とも言えない顔になってると思います(笑)。

NOW EMPiRE撮影=星野耕作


NOW:私もクールな表情を作るのが難しかったです。いつもヘラヘラ笑ってるので。でも、撮影の時はちゃんと入り込んでクールな自分を引き出せたと思うので、新しい私を見て欲しいです。

「人に弱いところを見せるのが苦手で」


MiDORiKO EMPiRE撮影=星野耕作


――「RiGHT NOW」のカップリングにはMiDORiKOさんの作詞曲「NEVER ENDiNG」が収録されています。

MiDORiKO:人に悩みとか弱いところを見せるのが苦手で、誰にも言えなくて、そのせいで自分を苦しめているところを歌詞にしました。いろんなことで思いつめているのになかなか吐き出せないっていうのがあって。

――メンバーの皆さんは歌詞を読んだ時、どういう風に感じましたか?

MAYU:ひとつの吐き出し口ができたのがよかったなって思います。作品にすることで、歌っていくうちに自分の感情も清算されていくかもしれないし、ライブで歌う時も気持ちを入れやすいと思うので。でも、歌詞に全然救いがないし、最後「消えちまえ」で終わっちゃうので、どうなのか分からないですけど(笑)。でも、そういう気持ちを表現に繋げられるっていうのはすごくいいことだなって思います。

MAYU EMPiRE撮影=星野耕作


YU-Ki:すごくストレートな歌詞だなって思いました。聴いてる側も感情移入しやすいと思うし、人に寄り添える曲だと思います。

MiKiNA:EMPiREはデモ音源に、全員歌詞を送ってコンペ形式で採用されるんですけど、曲調が明るめというか、爽やかな感じなので、私はゴリゴリの恋愛曲を書いたりしていて。

YU-Ki:私も恋愛系の書いた!

NOW:私も書いた!

MiKiNA:続々と...(笑)。こういう曲調で、暗い歌詞っていうのが面白いなって思いました。いい意味での気持ち悪さというか、こういうのが面白い曲なんだなって。

YU-Ki EMPiRE撮影=星野耕作


――今回の歌詞のようなMiDORiKOさんの一面は接していて感じますか?

MAYU:感じます。色々考えてるんだろうなって思うんですけど、それを言えない、言わない、言いたくないっていう感じが伝わってくるので、本当に作品になってよかったなって思います。

YU-Ki:歌詞が相当行き詰まっているので、これで採用されなかったらどうなっちゃうんだろうって(笑)。よかったです。

――親心もあるというか。

MAYU:そうですね(笑)。本当に良かった!

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