10月2日、宇宙Six・江田剛の主演舞台「『The Foreigner』ザ・フォーリナー」の公開稽古が行われ、江田のほか、ジャニーズJr.の高田翔、徳山秀典、小島梨里杏らが熱演を見せた。
稽古後には記者会見が開かれ、江田は「見に来てくれた人が笑顔になれる、温かい作品。ちょっとした幸せや温かさが伝わればうれしい」と、意気込みを語った。
「ザ・フォーリナー」は、アメリカ・ジョージア州の古い釣り宿を舞台にした、作家ラリー・シューによる名作戯曲。人見知りで臆病な主人公・チャーリーが、英語が分からない“フォーリナー(外国人)”のふりをして、誰とも話さず過ごす3日間の様子が描かれる。
チャーリー役の江田は、「宇宙Sixを背負って初めて主演を務めさせていただくということで、すごく楽しくもあり、挑戦でもあり、それが今後につながっていけばと思います」と、初の単独主演に挑む心境を語った。
チャーリーは極度な人見知りのため、前半こそセリフは少ないが、後半は台本2ページ分を怒濤(どとう)のようにしゃべる場面もあるという。台本全体ではおよそ2万語のセリフ量。チャーリーの友人・フロギー役の徳山によると、江田はそれをすぐに覚えてきたそうで、徳山から「セリフ覚えの変態。“セリフ変態”です」と、名誉(?)なあだ名を付けられていた。
本作には、ジャニーズJr.の高田も出演。先輩の江田とは初共演になり、高田は「先輩・後輩としても、チャーリーとデビットとしても、コミュニケーションを取っていけるように」とコメント。しかし、誕生日(9月14日)に江田からの食事の誘いを断っていたことを暴露され、「帰りの電車がマジになくて!」と慌てて否定する一幕も。「稽古期間中に“1回は”(自分から)誘ってみます」と、控えめな発言で笑いを誘っていた。
高田が扮(ふん)するのは、宿に泊まるちょっと軽薄そうな牧師・デビット。婚約者のキャサリンを小島が演じる。
小島は「日本人と外国人の怒り方、文化の違いに迷って。ヒステリックにならないように、カラっと怒る。自分のしゃべり方が優しいから、そこはよく(演出家に)言われました」と、外国人の表現の難しさを語った。
舞台「『The Foreigner』ザ・フォーリナー」は、10月16日(水)~23日(水)、東京・三越劇場を皮切りに、11月9日(土)、10日(日)に愛知・東海市芸術劇場、11月20日(水)~24日(日)に大阪・近鉄アート館にて上演が行われる。
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