園子温監督「愛なき森で叫べ」で満島真之介『自分の未来にとっても大事な分岐点に』

2019/10/07 07:00 配信

映画 インタビュー

10月11日(金)から配信される、Netflixオリジナル映画「愛なき森で叫べ」に出演する満島真之介ヘアメイク=森智聖(VRAI) スタイリスト=渡辺慎也(Koa Hole inc)


園子温が監督・脚本を務めるNetflixオリジナル映画「愛なき森で叫べ」が、10月11日(金)から配信される。

同作は椎名桔平主演で、実在の猟奇殺人事件にインスパイアされて描いたサスペンススリラー。椎名演じる主人公の村田丈は、表面上は明るいが、実際には他人を精神的に支配し、金を搾り取り、残虐な犯行を行わせる冷酷な先天的犯罪者。そして、「何かでかいことをしたい」と上京し、自主映画サークルの仲間たちと猟奇的な事件に巻き込まれていく青年・シンを演じるのが満島真之介だ。

現在配信中のNetflixオリジナルシリーズ「全裸監督」や映画「キングダム」(2019年)、舞台「お気に召すまま」の他、ドラマなどさまざまな作品で活躍中の満島。そんな満島に今作への思いや演じる上で大切にしていること、見どころなどたっぷりと語ってもらった。

――最初に作品について話を聞いた時の率直な気持ちをお聞かせください。

園さんとは長い付き合いなので、台本を読んで、今までの園さんの作品の集大成を感じました。今まで撮ってきたものをもう一度見直したような作品になっているなと思ったし、物語が1本線では終わらない、まさに森に迷い込んだような話に胸が踊りました。

そんな作品に呼んでもらってうれしかったし、スタッフさんも顔見知りの方々だったので、すごく楽しい毎日でした。楽しくやっていていいのかなと思う刺激的なシーンもたくさんありましたけどね。

Netflixが日本オリジナルの作品を世界に配信するということが、未来につながる動きだと思うし、自分の未来にとっても(今作への出演が)大事な分岐点になりました。