――卒業を話した卒業生っていうのは松井玲奈さん?
正解です。「感慨深いわー」って言ってました。でも、報告って形じゃなくて、ちょっと前に普通にご飯に行ったときにさらっと話したら「え?決めたの?」みたいな感じだったので、報告したというよりは気付いたら話してたって感じでしたね。あとお母さんだけには言いましたね。
――お母さんは何て言ってましたか?
「ちゃんと最後までファンの皆さんに感謝の気持ちを忘れずに、悔いがないようにやり切れるといいね」みたいな。でも、お母さん的には思ったより長く娘がアイドルをやっていることに「いつまでやるの?」みたいに若干焦りはしていて、やめてほしいわけじゃないけど、心配そうにはずっとしていたので、ここから1人の“高柳明音”としてもっと活躍できると、親を安心させられるのかなって思います。
――女優としてトライしたい役はありますか?
サスペンスドラマに出たいです。おじいちゃんとおばあちゃんがすごい好きで。最近会ったときにサスペンスドラマを見て楽しんでるおじいちゃんとおばあちゃんを見て、おじいちゃんとおばあちゃんが元気なうちにサスペンスドラマに出られる女優になろうって思いました。
――SKE48での残り半年の間にも演技に挑戦したいという気持ちはあるんでしょうか?
「仁義なき戦い~彼女(おんな)たちの死闘篇~」が決まっていて、触れたことのない作品なので、これでまた1つ成長できたらいいなと思っています。
でも、10月と11月がほとんど舞台になってしまって、12月くらいにならないと皆さんに会えないってなると、残り4カ月くらいしかなくなっちゃうので、急にならないようにするための今日の発表でもありました。
――“チームKII=高柳明音”という印象を持っているファンの方もいると思いますが、卒業後にチームKIIにこうなってほしいという思いはありますか?
チームKIIだけにずっといたので、歴史は全部知っていると私は思っています。それを伝えてきたつもりなので、それを伝えていってくれたらうれしいなって思うし、それでまた新しいチームKIIの魅力をみんなが作っていってくれたらうれしいなって思いますね。
「ラムネの飲み方」公演のラスト1人になったりもしたので、やり切ったなってそういうところで感じることはありましたね。
――やっぱり「ラムネの飲み方」公演はまたやりたいですか?
やりたいです。卒業するまでに「ラムネの飲み方」はちゃんとやって終わりたいですね。去年、10周年のときに「やりたい!」って手を挙げてくれた子でやった「ラムネの飲み方」公演がめちゃくちゃ感動できたんです。「出たい!」って思ってくれる気持ちがうれしいし、自分の宝物をみんなも大切にしてくれているって感じがあったので、「出たい!」って思ってくれてるメンバーとやりたいですね。
――最後に、今ご自身のファンに声を掛けるとしたら、どんな言葉になりますか?
きっと私のファンは泣きながらでも「お疲れさま」って言ってくれると思うんです。「卒業してほしくない」「まだいてほしい」って気持ちを伝えてくれる方ももちろんいるけど、でもその裏の「でも明音ちゃんには女優として夢を追ってほしい」という気持ちが見え隠れしているのは握手会とかでもすごく感じていました。私はみんなのことをすごく大切にしているし、信頼している分、みんなも信じてついてきてくれるんじゃないかなって、勝手に私は信頼をしています。
(卒業発表時も)私のファンで泣いていた方もいたんですけど、でも、みんないつ(卒業発表の時が)来てもおかしくないと思っていたと思うんです。だから、残り半年っていう期間は私には短いか長いか分からないですけど、時間は設けられたので、アイドルとファンとして、さらにいい思い出を作れたらいいなって思います。
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