林遣都、学ラン姿の15歳の役に「大丈夫でしょうと自分たちに言い聞かせました」<スカーレット>

2019/10/11 08:15 配信

ドラマ インタビュー

少し気弱な大野信作を林遣都が演じる!(C)NHK

林遣都「そこで幼なじみの絆を深められた気がします」


――ご自身の役柄についての印象や役のここに注目してほしいという点などはありますか?

信作には幼少期から喜美子と照子が身近にいますが、その2人しかいなくて、2人とも女性。お姉ちゃん2人の下にいる弟みたいな環境で育ちます。そんな幼少期のせいか、なかなか前に出るタイプではありませんし、学生時代もちょっと人とは違う雰囲気なんです。友だちもいないですし、内に秘めるものがある若者なのかなと思っています。

僕が演じるのは中学生からで、学生服で初登場しますが、そのときも喜美子にカバンと学校で描いた絵を持たされていますし、子分的なところから始まるんです。まだ微妙な気持ちの学生時代、将来も何も定まっていない学生役なので、演じるにあたって難しいところが出てくるのはこれからだと感じています。

――収録に参加されてみて、現場の印象はいかがですか?

フレンドリーなスタッフのみなさんと、距離感が近い現場です。「べっぴんさん」などで長期の撮影をしていましたし、自分自身の人柄を知ってくれている方がいてくれて、すごくあたたかく「おかえり」と出迎えてくれました。やっぱりそういう雰囲気が作品につながっていくと思うので、“朝ドラ”の相乗効果みたいなものがある現場が好きです。

滋賀でのロケはホーム感もあり、居心地がよくリラックスできました。もしずっと滋賀にいたら目を向けていなかったと思うんですけれど、琵琶湖ってほかにはない景色で、とても空気が美味しく、町並みも人も落ち着きます。

戸田さんと大島さんが同い年で、僕が2歳年下なんですが、中学生を演じるシーンがあって……3人そろえば大丈夫でしょうと自分たちに言い聞かせました。そこで幼なじみの絆を深められた気がします。3人でチーフ演出の方に、エキストラさんをリアルな中学生年齢に近づけないでください、できることなら僕たちより若干あげてくださいと冗談半分にお願いしたりしました(笑)。