10月19日(土)より全国公開される劇場版プリキュアシリーズの最新作「映画スター☆トゥインクルプリキュア 星のうたに想いをこめて」は、プリキュア史上初となる、宇宙を舞台にした「スター☆トゥインクルプリキュア」(毎週日曜朝8:30-9:00、テレビ朝日系)の劇場版作品。
ある日突然、プリキュアの元にやって来た不思議な生き物・ユーマを巡り大冒険を繰り広げる。
ザテレビジョンでは、同作のメインキャストであるキュアスター/星奈ひかる役・成瀬瑛美、キュアミルキー/羽衣ララ役・小原好美、キュアソレイユ/天宮えれな役・安野希世乃、キュアセレーネ/香久矢まどか役・小松未可子、キュアコスモ/ユニ役・上坂すみれの5人にインタビューを実施。
映画のテーマである“歌”について、また、アフレコの様子や映画の見どころなどについて語ってもらった。
――2019年春に公開された前作「映画プリキュアミラクルユニバース」から半年がたちましたが、役に対する向き合い方で変化した点はありますか? また、逆に変わらない部分は?
小原:春映画のときはメンバーも4人でしたし、まだまだ成長途中でバラバラな感じはあったかもしれません。
でも今回の秋映画では、4人の息はぴったりになっていましたし、さらに(キュア)コスモが増えて。
私はテレビアニメの収録をしていたときから「早く5人で映画をやりたい」と思っていたので、5人で映画のアフレコができたことが何よりもうれしかったです。
映画の中では5人での合わせ技も登場しますし、5人全員が、この半年で役にしっかりとなりきることができているなと感じました。
上坂:私が演じるコスモは、映画に登場するのは今作が初めて。
これまでのコスモは一人で別行動をすることが多くて、5人ではなくて“4+1”という印象があったかもしれませんが、今作では、5人の絆が強く描かれているんです。
小原さんの言う通り、ちゃんと5人での合わせ技もありますし、あらためて「プリキュアになったんだ」という思いが強かったです。
成瀬:私も、今作で5人のメンバーがそろってアフレコができたことがすごくうれしくて、収録に行くことがプレッシャーでもあったのですが、楽しみでもありました。
春映画のときは、まだまだアニメのアフレコ自体に慣れていなかったので、今以上に心臓がバクバクで不安も多かったのですが以前に比べたら自信を持って、ステップアップした状態で臨めたのかなと感じています。
小松:春映画では、キュアセレーネとしてプリキュアに仲間入りしばかりだったので、私もまだプリキュアとしての振る舞い方などが手探りな状態でした。
チームとしての意識や連携もどちらかと言うと、まだバラバラな感じがあったのですが、この半年でキャラクターたちもそれぞれ成長しましたし、コスモも増えて仲間同士のつながりもすごく深まったと思うんです。
そういう状態で、みんなとアフレコに臨めたので、安心感がありました。
今回の映画では、地球とは違う星からやって来た“ユーマ”という新しいキャラクターが登場するんですが、ユーマはキュアスターが作品として初めての教える立場にいる後輩であり、彼女にとって“子ども”のような存在なんです。
この半年で精神的に成長したとはいえ、キュアスターがどこまで大人になるべきなのか、そういった大人な部分と子どもな部分の表現の仕方について、瑛ちゃん(成瀬)の中で、すごく葛藤があって…。
成瀬:うん、ありました。
小松:キャラクターの精神的な揺れ動きをどこまで表現するべきなのかというのは、「映画プリキュアミラクルユニバース」の時にはなかった課題なのかなと思います。
安野:春映画は、作品としてもにぎやかなものでしたし、歴代の「プリキュア」シリーズの声優さんたちもいらっしゃって、アフレコの現場も皆さんでワイワイとやらせていただきました。
今作は、初の「スター☆トゥインクルプリキュア」単独映画で、ユーマというキャラクターを巡って、プリキュアの心の動きを丁寧に描いている作品です。
アフレコもキャスト一人一人が、キャラクターと向き合いながらしっかりと演じることができたと思います。
この半年で紡いできた絆というものも、せりふを合わせるところで感じられました。
また今回、5人のプリキュアと5人の敵キャラクターが、それぞれ1対1になる場面があるのですが、実際のアフレコでも一人ずつ録るという手法を採ったのですが、そのときに見た、みんな一人一人が頑張っている背中がすごく心に残りました。
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